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ここは知らない街道


「ここはどこだ?」


ほんとに知らない街道


「でも、師匠がドラゴンと戦ってる山とは反対の方に進んできたから間違ってはいないはず…

ただこの街道のどっちがザイード方面かだが…」


大人の迷子は可愛くない


「あの時はテンパってたからなぁ。

全然記憶にないぞ…」


在りし日の恥部を自分で掘り返すタイプ


「まあ、考えても仕方ないし多分右が左の2択で行けるはず…」


どっちに向かうか決めたようだ


「右に行こう!間違ってたら引き返せばいい!

道なき道を突っ切ってきたから

どれくらい街と離れたのかわからないけどそう離れていないだろう」


希望的観測で遭難するタイプでもあるようだ







走ること半日

「もう日が沈む時間が迫ってきたけど…

ん?人だ!…町もある!

けどザイードってあんなに小さかったかな?」


明らかに違う町を見ても思い出せないくらい傷は深かったのか?





町の門番に

「すまない。ザイードに向かっているのだがどちらがその方向だろう?」


恥を忍んだ


「あん?ザイード?あんたが来た道を戻る方だな」


「そ、そうか…距離はどれくらいだ?」


動揺を隠したつもりで聞いた


「んー馬車で3日くらいだな」


「ありがとう。ところでこの町には入れるかな?」


「身分証はあるのか?」


訝しんで聞いてきた


「冒険者カードならある。まだ鉄級だが…」


「あぁ、依頼中に迷ってきたのか」


「よくあることなのか?」


「いや、あんたが初めてだ」


「・・・・。…入れたら助かるのだが…」


もはや、顔から火が出そうだ。

これが火魔法の極意か?


「ホントは鉄カードはダメだが…

まぁ、小さい町で助け合いが普通のところだから身分証として認めてやるよ。

ただし無料じゃないけどな」


「ありがたい。これでいいか?」


「ああ。通っていいぞ」


「ついでに宿の場所を聞きたいんだが……」




なんとか町の中に入れて人心地がついたアキラ






宿にて


「ふぅ。お金持っててよかったぁ。

明日は朝からザイードを目指すから今日は早めにステータスチェックだけして寝よう」


昨晩から一日中走り続けて疲れた身体にご飯も食べて眠気が襲ってきたがなんとかベッドで日課をこなせたアキラ




ステータス


名前 アキラ・トードー(藤堂 晶)

年齢 18歳

状態 魔法剣士


Level 38


SP 0

筋力 140

速さ 140

魔力 100

器用 100


スキル

火魔法 lv1 投擲術 lv3 格闘術 lv4 

水魔法 lv7 魔力操作 身体強化 剣術 lv6 

気配隠蔽 lv6 気配察知 lv7 言語理解










ひさしぶりしらない(・・・・・・・・・)まち(・・)。知らなくても親切が身に染みた夜

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