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そこにいたのは
『クェー』
火の鳥であった
「師匠!全然火魔法がうまくなりません!」
『クェークックックッ』
「そんなこと言っても熱いものは熱いんです!」
頭がおかしくなったのではない。元々バ…
何故かこの鳥には言語理解が働き言葉がわかるのだ
他の動物や魔物の言葉は理解できないのに…
「師匠はそういうんだけど火は人間には怖いイメージがあるのは仕方ないんだよなぁ」
火の鳥が飛び立ちまた独り言ちる
「怖い、熱い、のイメージがあるうちは火魔法を使いこなせないって言われても…実際熱いし…」
これが中々火魔法が上達しない理由だったりする
それでも慣れるために毎日寝る前は指先に火を灯している
「とりあえず今日はもう寝るか」
そう呟いて横になったアキラは今日も今日とて指先を火傷していた
数日後
「あれ?今日は師匠がいない?」
いつも朝と夕方には顔を出す火の鳥が今日は見当たらない
「珍しい事もあるもんだな。
まぁ、火の鳥といえ師匠にも用事はあるか」
今日も朝の日課を終わらせて森へと入っていく
夕方、洞窟前にて
「やっぱり…ここ2、3日レベルが上がってない」
ステータスを確認すると、アキラがレベル上昇が頭打ちにと判断する2日でレベルが上がらない状態になっていた
「この狩場ももう終わりかな…」
夕方の食事の時間にも火の鳥は帰ってこなかった
「何か想定外の事でもあったのかな?
でも、師匠は鳥だからそんな事もあるのかな?
気まぐれ屋だと思うし…」
アキラは自分を棚にあげた
その夜
「さて、日が長いとは言え真っ暗になったからぼちぼち寝るとするか」
翌日の準備を終えて横になろうとしたその時
『クェー!クェー!』
火の鳥だ
「師匠!どうしたんですか!?」
・
・
・
話しを纏めると
近くの山のドラゴンと交戦状態に入った
ここまでは被害がないと思うが相手も強大であるから何が起こるかわからん
ここから直ちに逃げろ
私の事は探すな
いずれまた逢えるだろう
・
・
・
「くそっ!これから寝ようと思っていたのに!」
ズレた感想しか出てこないアキラだったが師匠の心配をしていないわけではない
この世界で初めて命を救われた相手でもあり
人でもないから一番心を開いた相手でもある
「まぁ、師匠は
生きてればその内逢えるから心配するな。
むしろ自分の心配をしろ。主に同族関係で…
なんて言ってたから遠回しに街に帰れと言ってたんだろうな…」
アキラは気が進まないがこれも生きてく上で逃げてはいけない事だと考え、
ザイードの街に帰ることを決断する
「街ってどっちだっけ?」
帰れるかはわからない…
ひさしぶりししょう。負けるな師匠!
読んで頂きありがとうございました。
これからも広い心で読んで頂けたら幸いです。
新連載を始めました
https://ncode.syosetu.com/n3485hq/
「若返りの実の代償〜異世界に禁断の果実を添えて〜」
という、小説です。
今日、明日は5話更新です。
リンクがうまく貼れていないかもしれないのでタイトルで検索か作者のページに飛んでもらうかして頂けたら見えるかと思います。
主人公の名前を何度もアキラと間違えてしまいました
どちらも拙い文章ですが
どちらも私にとっては大切な小説です。
宜しければ目を通してやってください。




