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「うーん。ぐるじぃ」
その日の朝は魘されながら目が覚めた
(えっ?なんでミーナが俺のベッドで俺の上で
首を絞めながら寝てるんだ?)
目があった
「……キャーッ!?!?」
「待て!誤解ぶぇ?!」
・
・
「ついに本性を表したわね!いくら私が可愛いからって勝手に…まぁ、どうしてもってアキラがいうなら…
やっぱりダメだわ!!まだダメよ!!」
何か勝手に盛り上がるミーナ
アキラは蹴り飛ばされベッドから逆さに落ちている
「誤解だっつってんだろ!」
「何が誤解よ!人のベッドに潜り込んできて!!」
「お前のベッドは隣じゃあ!!」
「…え?…あらおかしいわね…。寝ぼけていたのかしら?」
「はぁ。だから酒はやめろと…」
朝から体力が奪われたアキラ
「何か言うことがあるだろ?」
ムスッとしているアキラ
「なによ!こんな美少女と同衾出来たのだから光栄に思って欲しいわ!」
「同衾って…もういいや…」
疲れたアキラは朝の準備に取り掛かる
「待ちなさいよ…嫌だったの?」
上目遣いのうるうる攻撃をスルーするアキラ
「あのなぁ、100歩譲って同じベッドで寝るのはかまわんが朝から耳元で叫ばれて顔面に蹴り喰らわされるのは俺でもカチンと来るわ!」
「嫌じゃなかったのね…良かった…」
「おい!俺の話しを…。もういいや…」
アキラは諦めが肝心を覚えた!
店員さんの『朝からお盛んでしたね』という、テンプレは存在せず
「ここの料理は朝からうまいな…寝起きの疲れが吹き飛ぶようだ…」
「しつこいわね!何度も謝ったじゃない!」
「一度も謝ってねーよ…」
「それで今日はどうするの?」
「昨日と同じで良いんじゃないか?まだステータスも身体測定(体力測定)もしてないしな」
『ステータス・オープン』
ステータス
名前 アキラ・トードー(藤堂 晶)
年齢 18歳
状態 剣士
Level 25
SP 0(+16)
筋力 84
速さ 84
魔力 44
器用 44
スキル
投擲術 lv2 格闘術 lv3 水魔法 lv3 魔力操作
身体強化 剣術 lv5 気配隠蔽 lv6
気配察知 lv6 言語理解
「レベルが1上がってスキルに新たに投擲術レベル2が増えてるな」
昨日の狩場に着いてすぐさまの事
「あれだけ倒したのだもの…レベル上がらないとやってられないわよ」
「ミーナの方はどうだ?」
「私の方も大分上がってるわよ」
「ナイフ投げか…?」
「えぇ、かなり距離が伸びてるわ。多分ナイフ投げの限界付近じゃないかしら?」
「たしかにナイフの重さだと距離が出て空気抵抗を受けたら正確にわからないもんな」
「どちらにしても私はアキラが上がってるなら私も上がってる程度で構わないわ。結局私の目標に近づければ一緒だしね」
「そうだな。レベルが上がるかどうかは俺が管理してた方が早いしな」
「この後は昨日と同じで良いの?」
「その前にミーナは魔法が使えるか?」
「なによいきなり。使えないわよ!悪い!?」
「悪くはないが…どうして使えないと?」
「そんなの決まってるじゃない!成人の後に教会で魔力測定したからよ!」
「魔力測定?」
「そんなことも知らないの?…アキラはどこの出身よ?」
「…俺は辺境の村からさらに森の中にあるところの出身だ」
嘘はついてない
「はぁあ!?辺境はそこが人の住める限界だから辺境なのよ!!バレる嘘つかないで!」
バレなきゃ良いのかと余計なことを考えるアキラ
「いや、嘘じゃない。正確でもないが…伝える言葉を俺は知らない」
「言いたくないってことね…いいわ!その内アキラのほうから言いたくならせてみせるわ!」
「いゃ、まぁそういうことで…」
「そういえば…昔おじさんが…『もしかしたらミーナが冒険してるときに隠れ里を見つけるかもしれない。その時はそっとしておいてあげるんだぞ。その者たちにはその者たちの生活があるからな。隠れ里って?って?それは……
どこの国にも所属していない
税金を支払っていないが助けもこない
独立した集落
人との関わりを完全に閉ざしているところもあるし関わりを残しているところもある
人族以外の亜人族の集落もある』
って聞いた事があったわ。
そこにいたのね…だから魔力測定や常識に疎いのね…」
涙目になりながらアキラを優しく見るミーナ
アキラは勘違いとも言い切れず複雑な心境とともに顔を伏せる
こんにちはかんちがい。朝も昼も勘違い
ブックマークありがとうございます。
高評価もありがとうございました。
少しづつですが日々増えていく事を嬉しく思います。
これからも続けて見て頂けるように精進して参りますのでよろしくお願いします。




