18
「こちらになります」
レイナはお金をトレイに乗せてアキラに渡す
「ありがとう。またな」
「はい!また明日です」
心配していたアキラが無事帰り笑顔を見せて挨拶をするレイナ
部屋にて
「明日は休みにしない?」
「ん?何でだ?」
「ずっと依頼受けてるし、備品の買い出しにも行きたいし、なにより月末までに引っ越し先を探さないとね」
「ひ、引っ越し?」
「まさか忘れてたの?」
「ま、まさか…覚えてるし」
じとーっ
「よし!明日は休みにして買い出し等を済ませよう!」
この宿は木カードまでだと言うことをすっかり忘れていたアキラだった
翌日
「アキラは腰巾着しか荷物入れないの?」
「あぁ、これしかないな」
「着てる服も?あの冒険に行く時に着てる変な服は除いて」
「変な…あぁそうだ」
「よし!アキラの服と私物を買いに行くわよ!」
「あ、あぁ」
色々腑に落ちないアキラと妙にテンションのたかいミーナ
「なぁ、もういいだろ?」
「こっちも着てみなさいよ!」
「さっき着たのとなにが違うんだ…」
「何か言った!?」
「いえ、何も…」
結局アキラは服を2着と(中古リノベーション品)
防具屋で革の鎧と脛当て、靴、インナーの装備、革袋(来ていない時の装備等の入れ物)
武器屋で剣の研ぎ直し(翌朝まで預り)
計1400ルーク(防具1200ルーク)
これまでにない大金を使いお金がみるみる減り変な汗が出てくるアキラだった
現在の所持金 750ルーク
(レッドスコーピオン狩ってて良かったぁ)
この街の近くの鉄カード最高難易度のレッドスコーピオンの群れの討伐(30匹以上の群れ)500ルークが効いたようだ
「次は私の買い物よ!」
アキラの苦難は終わらない
「ここの宿が良いんじゃないかしら?」
「そうだな、ギルドからも近いし清潔感がありそうだな」
ギルド近くの宿は荒くれものの冒険者をターゲットにしているので清潔感ではなく料理の多さや酒の種類を売りにしてる宿が多い
「じゃあ、交渉に行くわよ」
「あぁ。具体的な事は任せ『当てにしてないわよ!』る…」
「いらっしゃいませ」
快活そうな金髪の少女(18歳くらい)が出迎える
「私たち宿を変えようと思ってて今探してるの。
この宿の値段と売りを教えて」
「はい!この宿は朝の食事はお泊まりの方には無料で付いてきます。おかわりは別料金ですがみなさんおかわりしていただけるくらい美味しいですよ。
夜は他の宿と同じく酒場兼料理屋をしてます。
連泊の方は前日に言っていただけたら毎日でもお掃除いたします。
後、一番の売りは予約制ですが宿泊者には中庭で入れるお風呂です」
(最高かよ…)
「お値段は一泊ですと30ルーク、お風呂は10ルークです」
「私たちはひと月契約で探してるの」
「でしたらお二人で1250ルークになります」
「お風呂を毎日付けて1400ルークでどう?」
「…少々お待ち下さい」
「おい!高くないか?一泊30って…」
「あのね!普通の宿は安くて一泊20ルークよ!
それにギルドに近い立地でこんなに清潔感あるなら仕方ないじゃない!料理も美味しいらしいし」
「わ、わかった!落ち着け!」
「お待たせしました。他の利用者に内緒にしていただけるのならその料金で構わないそうです」
「ありがとう。じゃあ明日から泊まるわ。
お金はその時持ってくるわ。明日の…夕方くらいかしらね」
「かしこまりました。お待ちしています」
店員は深々と頭を下げてアキラ達を見送った
(ヤバい!レイナに今日ギルドに顔を出すって言ってたな…用はないが心配させたら悪いし行くか…)
この後の予定を考えてため息をつき
腰巾着(財布)の中身を思い出してまたため息をつく
こんにちはびんぼう。また会ったな!
いつもいいねありがとうございます。
ブックマークもありがとうございます。
これを励みとして投稿して行きます。
これからもよろしくお願いします。




