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「ホントでそうするの?」
「あぁ」
木漏れ日が差し込む森の中、ここだけ切り取れば恋人たちがピクニックをしているように見えるが
「俺がオークやゴブリンを見つけ次第、行動不能にするからトドメを刺すんだ。
ただ動けるかもしれないから緊張感と注意だけは怠るな」
「油断はしないわ。でもそんな事でレベル?があがるのかしら?」
「それは俺にもわからん…が、してみないことには結果はついてこないからな」
「…わかったわ。私には利点しかないもの。拒否なんかないわ!」
決意を決めたミーナはアキラの後を追う
「始める前に身体測定(体力測定)しないとな…」
「なによそれ?」
いきなり出鼻を挫かれた
夕方ギルドに行ってオークとゴブリンの魔石を納品していると
「アキラさんおめでとうございます」
レイナが笑顔で伝えてきた
「ありがとう。って何が?」
「貢献ポイントが貯まって11等級になりました」
「そうなのか!」
「はい!この調子でしたら鉄カードまですぐですね。私が知る限りの最速ですよ」
「ありがとう。これからも頑張るよ」
「アキラ帰るわよ」
「ん?あぁそうだな。じゃあレイナまたな」
「あっ!…行っちゃった」
「あなたが特定の冒険者に肩入れするとはね」
「あっ、事務長…仕事中にすみません」
「怒っているのじゃないのよ。ただどんな風の吹き回しかと思ってね」
「いえ、肩入れなどはしていませんよ」
そこにはいつもの氷の仮面をつけたレイナがいた
宿舎にて
「今日はゴブリン12体にオーク9体だったな」
「うん、身体測定と体力測定は明日だけど最後の方に明らかに身体が軽くなったわよ。
多分レベルが上がったのね。
前にも何度か感じた事があったけど意識していると明らかな変化だし」
(やはり普通の人はレベルがあがると自動でステータスにSPが振り分けられるようだな)
「これで結論が出たな。このやり方で暫くレベル上げをしよう」
「でも私の得意な解体がいかされないばかりか魔石を抜いたオークをそのまま捨てて行くのは気が引けるのよね」
「その分のロスは強くなればすぐに回収できる。
今はこの街でなれる最大のレベルを目指すぞ」
寝る前にミーナはナイフの手入れをいつも以上に入念にするのであった
こんにちはらんくあっぷ。さようならオーク肉




