12
「んあっ?」
アキラは人の気配で目が覚めた
「うおっ!ビックリしたぁー!起きたなら起こしてくれればいいのに」
そこには椅子に座りこちらを見ているミーナがいた
「起こしても起きなかったわよ!昨日はさぞ楽しかったのでしょうね?」
不機嫌に応えられた
「あぁ、つまみの旨い酒屋だったな」
「ふん!それで!今日は昨日言ってた狩りをするんでしょ!?早く顔洗って!食堂にいくわよ!」
そういうと先に出て行ってしまった
「何つんけんしてんだ??」
まぁ、いいやと顔を洗い食堂に行くのであった
食後
「昨日言ってた事はホント?」
「ん?あぁ、ゴブリンとオークの倒し方見たいんだろ?別にいいぞ」
「でもそしたら今日の稼ぎが…」
「そんなの心配すんな。確かにこないだまで金欠だったが身の丈以上の金が欲しい訳じゃないからな。2、3日遊んでても問題ない」
「ゴブリン狩りやオーク狩りは遊びじゃないわよ!!」
(朝からツンが多いな…)
街の近くの森にて
「じゃあ昨日言ってたみたいに見せるから後ろにいろよ?」
「大丈夫よ!危ないと思ったら置いて逃げるから!」
(やっぱツン多めだな…)
・
・
・
・
「居たぞ」「どこ?」「右前の三本木が並んでるとこだ」
小声で会話しながら次はハンドサイン決めておこうと思ったアキラであった
「ホントだ」
「じゃあ行くぞ。剣を使うから3メートルは離れとけよ」
「了解」
ザッ
ザシュッ
ドサッ
「終わったぞ」
剣についた血を払いながら振り返り答える
「どうやったらそんなに早く動けるのよ!」
「うーん。どう伝えたもんかなぁ?」
アキラはレベルの概念やステータス、スキルの事を掻い摘んで伝える術を模索した
これはギルドで確認した事だが普通はアキラのようにステータスを閲覧する術がないらしい
簡易的に強さを測れる機械やスキルはあるらしいがどれも詳しくは測れないようだ
ただレベルの概念はある。
魔物を倒せば急に強くなる事があると。
ただそれだけだ
「えっ?じゃあこういうこと?」
ミーナに他言無用だと釘を刺し説明した事は
1.自分よりレベルが高いか、低くともあまり離れていない敵を倒せばレベルがあがる
2.自身のレベルが上がれば自ずと低い相手とは差が開き、高い相手とは差が縮まりレベルを上げるために倒さなきゃならない数が増える
つまり同一の相手を倒し続けたらレベルの上限、頭打ちがおこる
3.自身がレベルが上がってないと思ったらより強い敵と戦わないとレベルが上がらない
4.この事に気付いてより強い敵を求めている人は沢山いると思うこと、そして高ランクでも強さを見誤り命をおとしていると思うこと
5.これは今まで言ったことを一部覆すが
レベル=強さでは、ないかもしれない。
もちろん同じ人ならレベルが高い方が強いが
その人が腕を無くすなどしてもレベルは変わらないままならレベルでは一概に測れない
後、皆がレベル1からスタートしていると仮定すると
レベル1での個人差、種族差、があるように魔物にもあるはずだ。
つまりこれは同じレベル1でも、ゴブリンよりドラゴンの、方が強い場合の憶測になる
相手のレベルによってか相手の強さによってのどちらで自身のレベルが上がるのかがまだわからない。
(何故、高ランクの冒険者は金回りの良い自身のランクより低ランクの依頼を受け続けずに危険な高ランク依頼ばかり受けるのか疑問だった。
もちろん断れない指名依頼とかいろんな理由があるがあるのだろうが
自分が更に強くなる為…
俺と同じだ…だから気付いた)
スキルについては伏せた
アキラと同じステータスもちか高レベルの鑑定もち以外にはわからないわかったところで意味がないから
「あぁ、その認識でまちがってない」
「じゃあ高ランクの人たちはみんな知ってると思うの?」
「高ランクに上り詰めるまで魔物と戦ってきて
気付いてないなら高ランクはただの戦闘狂だけだな。上に上がるには戦闘だけでは無理だと聞いた、つまりそれくらい推測されていてみんな知って居るのだろう。
何故ギルドが黙って居るのかは、
公表すれば無茶して死ぬ奴が増えるだけだからだと思う
もしかしたら何処かのランク以上になればギルドからその旨を伝えられて同時に緘口令が敷かれているのかもな」
「なんで、そんな事知ってるの?」
「まぁほとんど予想だが、昨日この予想をレイナに聞いたら
『その内容は口止めされているのですみません』と言われたから
これが裏付けかな」
「なるほど…じゃあアキラも今まで沢山戦ったの?」
「俺が戦い始めたのはひと月くらい前からだな」
この世界はひと月は30日、一年は12ヶ月、年越しから5日は無の日となり数えない
1日は魔力計が計測されてから12刻と定められた
自転も公転周期も地球と同じである
「うそ!そんな最近な訳…」
「嘘ついても仕方ないだろ?」
「まぁ。じゃあ短い期間でそれだけ強くなったの?」
「そうだな。ゴブリンを100以上とオークを50程は倒したな」
「すご!でもそれくらいなら9等級くらいならザラにいるわね。でも私が知ってる9等級はアキラ程は強くないわよ?」
「それは、俺も疑問だった。今も疑問は残るからまだ答えられないが、強くなるためにはする事は同じだ」
「そうね………わかったわ!私も強くなる為にたくさん戦うわ!
私の目標は5等級だった両親を超えることよ!
その為にゴブリンもオークもコボルトも狩りまくってやるわ!」
(そんな目標があったんだなぁ…
俺には具体的な目標が…
あったわ!好きに自由に生きるだ!
最近何故か忘れてたな…今の生活に満足してきたからか?
定期的にこの目標は確認しよう…)
命より大事な事を忘れかけていた事に戦慄したアキラ
(ミーナをどこかで巻き込んじゃダメだとか守る対象のように日本人的な事考えてたもんな…この世界では3才しか違わないのに…こうなったら好きなように考えたように行動してみるか!)
暫く無言の時が流れ
「よし!それじゃあ、ミーナ改造計画を話すぞ!」
「は?」
冷めた顔をされていきなり心が折れそうになるアキラだった
こんにちはみぃな。改めてよろしく
いいね。ありがとうございます。




