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気持ちのいい風が吹いている
草木が風に揺れアキラの綺麗な髪も風に揺れ…
「とりあえず一緒に探すか!」
「それはいいんだけど餌は?」
「餌?もう腹減ったのか?」
「頭大丈夫?コボルトに決まってるじゃない!」
中々鋭い蹴りが飛んできた
「そんなもんがいるのか…
昨日は勝手に寄ってきたかと思ったけど何か理由があったんだな…」
ギリギリ急所は避けれた
「昨日は私たちが餌をたくさん撒いたから…」
「そうか…餌って何使ったんだ?」
「おっちゃ…おじさんのとこで出た廃棄物を貰ってきた」
(なんで言い直したかわからんが…餌ねぇ…)
「それって肉とかの匂いがしたら何でもいいのか?」
「たくさん集めるには強い匂いがいいらしいけど、、血の匂いが好きみたい」
「よし!あっちの森の方に行こう」
「えっ?あっちはオークとかゴブリンとかの縄張りだよ?」
返事もてきとうにアキラは森へと進む
森にて
「もう!勝手に進まないでよ!」
「悪い悪い!これからオークを狩るからここで待っててくれ」
「えっ?ちょっ」
「いっちゃった…」
15分後
「お待たせー!」
オークの死体と見えるものを引き摺りアキラが帰ってきた
「え?もう狩ってきたの?早すぎじゃない?」
(オークをそのまま森の中を引き摺るなんて…)
「あぁ、俺は魔物を探すのが得意なんだ。こいつもそうやって見つけて倒してきた」
「しかも傷が見当たらない…でも動かないし死んでるのよね?」
「水魔法で溺死させたらこうなるんだ」
「水魔法ってそんなに便利だったかな?あれ?」
ミーナのプチパニックを他所にアキラはオークとともに草原へ向かう
「この辺でいいかな」
人気がなく風通しは良い場所に決めてアキラは剣でオークの首を飛ばした
「おーすごい臭い!」
風通しの悪い森とは違い風下は臭いがくる
「とりあえず風下から来るだろうから風上で待機だな」
「なんか納得できないけど…」
ミーナは何とも言えない表情で呟く
「きた」
アキラが呟く
「えっ?…ほんとに来た」
「じゃあ作戦通りな!」
アキラはコボルトの群れに突っ込んでいった
残されたミーナは
「作戦って、アキラが殲滅して私が解体するだけじゃん…」
呟きは風に攫われた
戦闘後解体中
「ねえ!私役に立ってないんだけど!」
「何言ってる?今まさに活躍中だろ」
「解体じゃないの!!戦闘とか戦いとか狩りとか準備のことよ!!」
「そんなに戦いたかったのか…。悪いな次からは戦ってもらうからギルドに戻ったら話し合おう」
「わかればいいのよ!」フンス
ぷんぷん丸である
「え?パーティ?」
ギルドに帰って換金、報告しようとしたらレイナにそう言われた
こんにちはこぼると。おいしいお肉があるよ




