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「アキラさんお待たせしました。こちらになります。ご確認ください。」


レイナが微笑みながらお金の乗ったトレイをカウンター越しに近づけてくる


「あぁ、確かに受け取った」


ホクホク顔で受け取るアキラ


「あっ、アキラさんあの約束ですけど…」


「ん?あぁ、ぜひご飯を『お前ら殺してやる』食べ…」


横のテーブルのスペースから物騒な言葉が先程まで聞いていた声で叫ばれた


「おいおい、どうしたんだミーナ」


赤髪のツンデレ少女に問いかけた


「コイツらのせいで私はコボルトに殺されかけたんだ」


「どういうことだ?詳しく説明してくれ」


「お前は関係ないだろ!向こう行けよ」


ミーナが激昂していた相手の内の一人が突っかかってきた

皆ミーナと同い年くらいでヤンチャそうな少年がつっかかってきた奴で、もう一人は下を向いている大人しそうな少女、気持ち悪い笑い顔を浮かべている少年の3人組だ


「悪いが関係者だ。それでミーナなにがあった?」


「コイツらと組んでコボルト狩りをいつもしていたんだけど、一昨日アキラに突っかかってた奴が剣を折っちゃってみんなで昨日、金を出し合って剣を買ったんだけど宿代もなくなって今日は普段と違って金が必要でコボルトをたくさん集めて倒す予定だったんだけど…」


「わかった。掻い摘むと『沢山集めたが倒せずミーナを囮にして逃げた』と言う事だな」


ミーナはアキラの言葉に頷いたが…


「だからなんだよ!?冒険者は自己責任だろ!?」

「そーだそーだ」


少年2人がミーナを煽る


「確かにその行為は冒険者ギルドルールでは違反ではありません。

ですが、『依頼中事故や死人が出た場合、ギルドに報告する義務がある』を違反しています」


レイナが氷の仮面を顔に張り付けて良く通る声で伝えた


「「「えっ」」」


3人の声が被る


(っていうか、あの少女はなんだ?猫被るのやめたのか?)


動揺している人を見ると冷静になれるがどうでもいい事を考えてる時点であまり冷静ではなさそうだ



「冒険者ギルド規定により3人のライセンスを剥奪します」


レイナがそう宣言すると、周りで様子を見ていた奴らとカウンターの中から出てきた屈強な見た目の男性が3人から木のギルドカードを奪い、3人を連れ出した


あまりの早技にただ立っていただけのアキラは


(俺要らなくね?)


と思うのであった


「アキラさん。今日は残業が確定したのでまた今度期待してますね」


氷の仮面を外したレイナは微笑みながらカウンターの奥へと消えていった


「ミーナ大丈夫か?」


「う、うん」


ここにも何も出来なかった同類が居たかと安堵するアキラだった


「腹減ったな。飯食いに行くぞ。うまい飯屋の場所がわからんから案内よろしく。先輩」


「…うん、うん!任せて!」


笑顔を取り戻したミーナに連れられて今日は何が食べれるか期待するアキラだった






こんにちはしょうねん(・・・・・・・・・・)しょうじょ(・・・・・)。氷の仮面に気をつけて

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