2
沢山のいいね。ありがとうございます。
気を取り直して冒険者ギルドの扉を開くと
そこは
「おい!この依頼は俺が先にとったやつだ!!」
「てめぇこそ後から来たくせに!!」
「昨日の酒場のあの子は俺に気があるぜ」
「ねぇ聞いてようちのリーダーまた彼女に振られたらしいよ」
戦場であった
(よし!また空いてからこよう!)
いきなり挫折したアキラはこっそり扉から出ると街をぶらつきながら良い匂いがしているほうへと向かう
「この匂いはなんだろうなぁ」ぐぅぅ
お腹が空いてきて初めて嗅ぐ良い匂いにまた独り言が出てしまう
「へいらっしゃい!そこのにいちゃん冒険の前にうちの串焼きはどうだい?」
帯剣しているからか屋台売りのおっさんが声を掛けてきた
美味しそうな匂いの元はどうやらここだったようだ
「いくらだ?」
「2本で3ルークだ。うちは安いし美味いぞぉ」
屋台売りのテンプレみたいなセリフを聞き流し
腰巾着から3ルークを出しておっさんに渡す
「まいどありぃ」
「うまっ!甘辛のタレがきいてめちゃくちゃ美味いぞこれ!」
舌が香辛料を忘れていて驚いていた
屋台に戻り竹串を捨てさせてもらいながら
「これは何の肉だ?」
一番気になっていた事を聞いた
死活問題である
この串焼きだけで生きていける
馬鹿なことをと思うであろうが馬鹿なのである
「にいちゃんお貴族様か?オーク肉なんてどこにでもあるだろ?」
「………」
衝撃で声が出なかった
「ん?にいちゃん大丈夫か?」
(俺は今までなんて勿体無いことをしてきたんだ…)
茫然自失のまま屋台から遠ざかっていく
(はぁ、過ぎたことを後悔してもな…
気を取り直して冒険者ギルドに行くか…)
冒険者ギルド内にて
(朝より空いてるが…一体どこへ行けば…)
建物の中は入ってすぐにカウンターがありその向こうに職員と思われる人たちが忙しなく動いていた
カウンターに向かって右奥が朝に人が多かった場所でなにやら木のボードに紙が沢山貼ってある
さらにその奥にテーブルや椅子が何組か置いてある
一先ず職員に聞いてみる事にしたアキラは
「すまない。登録をしたいのだが」
蚊の鳴くような声で言ったが聞こえていたようで
「はい!こちらで伺います」
と、20歳くらいの茶色のポニーテールが似合う可愛らしいテンプレみたいな受付嬢がこれまた弾ける笑顔を見せて応えてくれた
「こちらにわかる範囲で構いませんのでご記入下さい」
出された羊皮紙をみると
名前
年齢
出身地
戦闘スタイル
所属(パーティー名)
予備事項
名前と年齢と戦闘スタイルに剣士と記入した
「問題ないですね。では、こちらで登録させていただきます。登録料は50ルークになります」
(えっ?登録料?)
「あぁ、これでいいか?」
平静を装いお金を渡す
「では、少しお待ちください」
そう言って奥へと向かった
こんにちはぶんめいのあじ、森には戻れない衝撃がある




