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第一部 第二章 こんにちはみなさん








ザッザッザッ


規則正しく土を踏む音が街道を彩る


「もうそろそろかなぁ」


アキラは挨拶もそこそこに村を出て今に至る


「日が暮れる前に着かないとな…」


村長曰く街には徒歩で4泊5日ほどで着くと聞いていた

他の村々を経由して村に泊まるルートなのだが

アキラはいちいち村人たちに話しをしなくてはいけないのが億劫で(コミュ障健在!)

『よし、走って一日で行こう』

と、なり今に至る


アキラの今のステータス(身体能力)なら走って一日で着ける可能性が高いのだが果たして







「見えてきたぁ」ぜぇはぁ


今いるのは小高い丘のようなところ

そこから若干見下ろす形で街を俯瞰している


しかし



「この暗闇だと…入れないよな…」


そう、急いできたが閉門には間に合わなかったのだ


「この付近で野宿するか…それで朝一番に街に入ろう」


夜は更けていく










翌朝

「おぉ!!昨日は暗くてよく見えなかったが中々立派な街じゃないか!!」


昨日と同じ丘から見下ろした街は

外壁が石?で出来ており堀には水が流れていて

門前には木の橋がかかっていた


「まだ門前は()いているな。今のうちに街に入ってしまおう。村長の手紙のおかげで手続きは簡易なものだと聞いているし」



門前にて

「身分証はあるか?」


門番が2人いてその内の1人が話しかけてきた


「手紙を見せたら入れるとこの手紙を預かってきた」





「よし、確認できた。ここに名前を書いてくれ」


木板と炭を渡された


「これでいいか?」


「あぁ大丈夫だ。ようこそザイードの街へ」


「後、冒険者ギルドの場所を教えてくれ」


「あぁそれなら・・・・」


「ありがとう。これから世話になる」


「よろしくな」


後日、この門番に聞いたところ

通行税を払う場合は羊皮紙に名前、所属、目的などを書かなくてはならず羊皮紙代は通行税から賄っているとのこと

俺みたいな通行税免除組は費用が捻出出来ないから木板に木炭で名前だけ書くとのこと

それも村長が保証人のようなものになってくれたからだそうな(やはり村長良い人)

冒険者ギルドに登録すればギルドが保証人になり

やはり同じ扱いになるようだ





1階が石造りで2階が木造の建物の前にて

(ここが冒険者ギルドか?)


少し立ち竦んでいると


「おい!入るのか入らないのか邪魔なんだよ!」


後ろから赤髪の少女がこちらへ抗議してきた


「悪いな。初めて来たものだから…

ここが冒険者ギルドで合ってるか?」


なんとか吃らず会話出来たことに安堵していると


「それ以外の何だとおもうんだよ」ドンッ


少女はこちらを押し除け扉の向こうに消えた


(都会こぇぇえ)


すでに街に来たことを後悔し始めたアキラであった







こんにちはもりに(・・・・・・・・)かえりたい(・・・・・)です、と泣き言の始まり

第二章へようこそ


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