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第一部 第一章 はじめてのいせかい







『ギャーギャーギャー』


「ここは何処だ?」


鬱蒼とした深い森?に怪鳥のような鳴き声が響いている


「何処かも大事だけど…何故いきなり知らない土地に来たのかもわからん…」


元々気の強いタイプではない俺はしばらく放心状態でただ立ち尽くすのみだった…


体感で30分くらいたっただろうか

ようやく動かなければ、と思い


「工場にいたはずなんだけどなぁ…

って言って嘆いても助けが来そうなところじゃなさそうだし、現状を把握するためにも行動するか…」


大人になってから独り言(コミュ障)はヤバいやつだと思って辞めていたのに

前後不覚に陥ってパニックになり

幼少期の頃、落ち着くために独り言をしていた癖が再発してしまった



しばらく森の中を歩き続けたところ


「お腹はまだ空いてないけど…飲み水は必要だよなぁ」


と、素人に毛も生えていないサバイバル術を独り言(コミュ障)で披露した後


「森があるって事は川や沢があるんじゃね?」


と、これまたテキトウサバイバル術を独り言ちる

そこに


 パキッ


「あっ!」


(ヤバい!!つい、声出しちゃった!!)


何かが木の枝を踏み折る音が聞こえた


(反応はないな…とりあえず人なのか動物なのか何か分からないけど、確認するか。

……熊だったらどうしよう…)


枝を踏み抜かないよう足元に注意し、出来るだけ存在感?気配?を消して近づいて行く


「ギッ。ギギッ。」


(なんだ…!?アイツは…!?)


そこにいたのは目測で身長130センチ程度の人ではない醜悪な顔をした何かだった




それは、はじめてのいせかいで(・・・・・・・・・・)はじめてのいきもの(・・・・・・・・・)との邂逅だった

第一章は1日3話更新です。


よろしくお願いします。



副題で一話を区切っているので短いですがご了承下さい

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