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(ステータスとか今の状態とか確認したいことが山ほどあるんだけど…)
睨み合いはまだ続いている
(仕方ねぇ何とか会話してみるか)
と、意気込んだ時
女性が近寄ってきて目の前でしゃがんだではないか
(え?そういう文化?)
自然と膝をつき頭を下げる形になった女性に悪感情は抱かなかった
(どうすりゃいいんだ…とりあえず)
「頭を上げてくれないか」
と少し偉そうに発言した
すると女性が立ち上がり少し後退りしたあとさっきまで膝をついていたあたりを指さした
「ん?」
そこには見たことのない文字で
しかし何故か理解できる文字が
『私たち鱗族は人族と発声する器官が違っていて
会話は出来ませんので筆談で失礼します』
「え?俺文字かけないんだけど…」
するとまた近寄り地面に
『説明が悪くすみません。人族の会話は聞き取れます。私たちの声が人族には聞こえない音なのです。
なのであなたはそのままで構いません』
「そうなんだ…(コミュ症なんていってしまっ
た…)ここに運んでくれたのはあんたで合ってるのかな?」
『そうです。私たちです。』
そう書くと女性の背後に複数の鱗の女性が現れた
『あなたが助けてくれた事は理解しています』
「そうなのか…いや、助けたというより成り行きというか、アイツらを殲滅するついでだったから…」
『アイツらとはゴブリンの事ですね。私たちはゴブリンに集落から連れ去られて来ました。助けていただいたのは事実ですのでまずお礼を』
そう書くと女性たちが頭を下げた
「いや、ホントたまたまだったから気にしないでくれ
それよりあの後どうなった?」
『あの後・・・・』
女性の話しを要約すると
1.俺は丸一日寝ていた
2.ゴブリンはもうここにはいない
3.剣は俺がどんな人かわからないから隠してある
4.無事な建物を掃除してみんなでそこで寝泊まりしている
5.手足を失った女性たちの処遇を決めかねている
6.ここにいる女性たちはまだ身体の傷も心の傷も浅い為、身体を休めてから集落に戻りたい
らしい…
食べ物をどうしているのか聞くと
『近くの水場で魚を獲ったり野生の果物、木の実を採取して食べている』
みたいで…
俺より食生活が…
はじめてのげんちじょせいは生活力の塊だった
ブックマーク並びに高評価ありがとうございます。
何方ともやる気と責任が増して身が引き締まる思いです。
これからも作者、作品共々よろしくお願いします。




