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アキラと騎士団は王都奪還の為冒険者を辞めてきた。

騎士団はともかくアキラが辞める時はギルドもあの手この手で止めてきた。具体的に言うと


「アキラは良かったのかな?」


ローランドが問う


「ん?まぁ、冒険者を辞めるのは少し寂しいけど仕方ないさ」


「それじゃないよ。バージカルギルドの受付嬢が結婚するから辞めないでって言ってたじゃないか」


それを聞いた二人は


「アキラがあんな女に興味あるわけないじゃない!!」


「そうですよ!アキラさんは私みたいなお淑やかな女性が好みなんですから!!」


「ちょっと!お姉ちゃん!アキラはロリコンだから年下が好きなのよ!!」


二人がめちゃくちゃ食いついたがアキラはやめて欲しい


「そうなの?二人とももっと聞かせてよ!」


ローランドが面白がって煽る


「はぁ。やめてくれ…恥ずかしいから…」


アキラは流れ弾で苦しむタイプだ









「準備は出来たか?」


アキラが団長に聞いた


「ああ。こちらは大丈夫だ」


「じゃあ行くか」


「よし!出発!」


騎士団100名とアキラ達が出立した


「我々も行くぞ!」


レイカードと五千の軍もアキラ達に続いた







五千の軍も伴っているので進軍速度は遅くなった

と、言っても途中からわかれて行動するため王国を出た時とあまり変わらない


国境まで共に行動したがここからは別れて行動する

アキラ達は出来るだけ街に寄り現状の確認と解放戦の後の動きを指示してから王都に向かう。

グラスレンダー軍には一直線に王都を目指してもらう。





暫く後

「もう少しで王都だ」


団長がアキラに告げる


「よし。グラスレンダー軍との差は?」


「1日といったところだ」


「じゃあこのまま王都を奪還する」


アキラは二人を呼んだ


「レイナ。頼んだぞ」


そう言って抱きしめた


「はい。アキラさんも無理だと思えば引いてくださいね」


「その優しさは嬉しいが引くことはないな」


笑顔で答えるアキラ


「ミーナ。頼んだぞ」


同じく抱きしめた


「キスくらいしてくれてもいいのよ!」


「それは取っておく。それとあまり暴れて見つからなよ。一番危険なのはミーナだから見つかったらすぐに脱出するんだ」


「大丈夫よ!アキラこそ危なくなったら逃げなさいよ!」


強気なミーナに苦笑いで答える


「じゃあ二人とも頼む」


「いってきます」「いってくるわね」


二人を見送るアキラ


騎士団を見て

「これより作戦を開始する!ダンジョンの成果を王国民に見せて安心させてやれ!

共和国兵に見せて心を折ってやれ!

絶対孤立するな!

自分達の班員を信じて固まって行動しろ!

あの苦しいダンジョン生活を支え合った仲間を信じろ!

王都を、国を取り戻すぞ!

作戦開始!」


静かに王都奪還作戦は開始された





作戦の開始の合図はレイナの魔法だった。


王都城壁が光に包まれた


爆音の後砂煙が晴れると


城壁に大穴が空いていた


そこに雪崩れ込む100人の精鋭達


共和国兵は突然の出来事にパニックになった







レイナの魔法の少し前


ミーナは城壁を飛び越えて侵入した後


そのまま城に忍び込んだ


初めに元国王執務室に向かった


そこには共和国の高そうな服を着た男達がいた


ミーナは敵が複数の為生捕は諦めて気配を消して近寄り音もなく男達の命を刈り取った


そのすぐ後閃光と爆発音をミーナは確認してその場を後にした







アキラは先頭で突っ込んで戦っていた


何も考えず剣を振る


否、最速で剣を振れるように考えていた


鎧を断ち切る為に魔剣に火魔法を纏わせたり


普段の魔物戦の時のような思考で戦っていた


王都を奪い返すとかみんなの為とか余計な事は考えていない


ただ速く。ただ確実に。より多くの敵を。








指揮系統が混乱した敵は一部が逃げ出そうとし出した


本能的にサンガリア共和国の方へと


その逃げる先へ光が奔る


逃げる先の道がなくなった


先に逃げていた仲間もろとも


戦う気力がなくなりその場に膝をついた







敵の3割を倒したところで共和国兵は武器を捨て降伏してきた


降伏の連鎖は指揮系統が壊れた事により止まる事はなくやがて


「共和国軍、全軍降伏しました!」


まだ圧倒的に数的有利であった共和国軍だったが残された中間管理職の者達に報せが入ったことにより降伏となった


それはグラスレンダー軍の進軍である


たった五千だが共和国軍にはそれが全てとはわからない

そもそもたった100人程にこれだけやられているのだ。もし同じ強さの敵が50倍くればすぐに皆殺しに合うのは想像できた





国王はグラスレンダー軍を率いて翌日王都に凱旋した


戦後処理もままならないが凱旋式は盛大に行われた

この国王は国を捨てない。必ずみんなの期待に応える。そう印象付けるような式典だった。


もちろん騎士達も王国の剣として紹介された

アキラは国王の右腕として紹介されて此度の功績により叙爵されることになった


本人は嫌がったが後の祭りであった







アキラは知らされてない

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