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ダンジョン内にて
「総隊長!6番隊到着しました」
「よし行くぞ!」
「「「はい!」」」
アキラは総隊長と呼ばれている
ここバージカルのダンジョンと王都のダンジョンとの違いは
一階層が倍くらい広く階層毎にエリアボスがいること
敵のレベルが倍くらい違うことと
21階層が最深到達階層という事だ
アキラ達は19階層で鍛錬している。なぜかと言うと現在のアキラ達を除く最深到達階層が17階層でここまで冒険者が来ることがない為だ
アキラは10人1班の組み合わせで騎士達を分けて訓練させている
そして訓練場所はもちろん魔物が溢れている部屋だ
ここは50体程の魔物がいて倒して30分〜1時間ほどで元に戻る
「よし!今日の訓練は終わりだ!」
最後の10班が終わるとその班の騎士達は手分けしてこの階層で訓練している同志を呼びにいく
「総隊長!全員揃いました!」
「よし!今日で19階層の訓練を終える!」
やっとこの地獄から解放されると思いみんな表情が緩む
しかし
「明日からは20階層だ!明日は朝から班毎に分かれてエリアボスを討伐してから20階層の魔物部屋を目指す!
以上!解散!」
皆死にそうな顔をしているが
「「「はい!!!」」」
返事には規律が感じられた
そんな死にそうな騎士達に天使が舞い降りる
「みんなー!お疲れ様ー!」
ミーナが笑顔で騎士達に駆け寄りそれぞれの班の兵糧係に食材袋を手渡していく
「こちらは週に一度のシチューですよ!」
笑顔で配給初日限定のレイナの手料理を振る舞っている
騎士達はダンジョンで見る幻と二人の事を語り継いでいくとかいかないとか
「おお!毎日食べてもレイナの料理は美味いが週に一度となると格別だな!」
アキラが手放しで褒める
「ありがとうございます!」
それを皮切りにレイナに駆け寄りおかわりと感謝の言葉を投げかける騎士達
「レイナ様は女神様では?」
そんな声も聞こえる
ミーナは
「アキラはどう?みんなに無茶をさせてないかしら?」
ミーナは心配そうな表情や楽しそうな表情で騎士達に話しかけて
まるでアイドルみたいな扱いを受けている
「総隊長は厳しいですがミーナ嬢の笑顔が見られたのでまたこれから頑張れます!」
「そうです!」
「ミーナ嬢!俺とも話してくれ!」
最後の奴は明日厳しくしようと心にメモをするアキラであった
時は流れて
「アキラ!」「アキラさん!」
二人が買い出しを終えてダンジョンに来た
「今回もありがとう」
アキラが労うが
「ローランドがバージカルに来たわよ!」
「宿で待っていてもらっています」
二人の話しを聞いて
「全員集合!!」
「はっ!」
隊員を集めた
集合後
「みんな聞いてくれ!
今日までよく頑張った!
自分達の成長を実感できていると思う。
今の俺たちなら最初に約束したように共和国軍を蹴散らし国を取り戻せる!
ローランド王がこの街についた。
つまり、時はきた!国王に強くなった自分達の姿を見せてやれ!
そして俺たちがローランド王を玉座にもう一度座らせると教えてやるんだ!
ダンジョンから出るぞ!」
一瞬の静寂の後
「「「「「おぉおおおお!!!!」」」」」
地響きのような返答がくる
2日後
「ローランド戻ったぞ」
「アキラ!どうなったんだい?」
「みんなの顔を見ればわかるだろ?」
騎士達を見つめる国王
「皆、顔つきが変わったな。頼りにしている。
国を取り戻すぞ!!」
「「「「「はいっ!!」」」」」
アキラはやり遂げた




