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王都近郊にて

「凄いな」


「ええ」


「想像以上でした」


3人は包囲されている王都を見つめる


「向こうも後がないんだ。死ぬ気で落としにかかるだろう」


「どうすんのよ?」


「レイナに陽動を頼みたい」


「それは構いませんがそんなに多くは引きつけられませんよ?」


レイナが疑問を口にする


「陽動は侵入の為じゃない。逃げる時に頼みたい」


答えたアキラにミーナが


「ちょっと!お姉ちゃんだけ危ないじゃない!」


「そうだな。だがミーナの方にも危ない事を頼みたい」


「え?」


「ミーナは斥候の能力が高い。だからローランドとローランドの側近達を連れてレイナの陽動で出来た隙をついて逃げてほしい」


「アキラは…?」


ミーナのその質問には答えず


「レイナはミーナ達が逃げれたのを確認したらすぐにその場を離脱してくれ」


「はい。わかりました。あのアキラさんは…」


少し間を置いて


「…俺も別口で陽動をする」


「無事に合流出来るのよね?」


「大丈夫なのですよね?」


「ああ。もちろんだ」


3人は各々の役割を相談しながらその時を待つ







深夜敵も味方も寝静まった後


「行くぞ。レイナはミーナの合図を待って行動だ。

ミーナはこの手紙をなるべく早くローランドに渡すんだ。俺とミーナはステータスに任せて暗闇に紛れて城壁を登る。いいな?」


「はい!」「大丈夫よ!」


3人は散開した






王宮内ローランドの寝室

「誰だ貴様!」


ローランドは起きていて外の騒がしさに気がつく


「何だ?敵か?」


サンガリア共和国の進軍の速さに援軍を頼んだグラスレンダー皇国は間に合わない、アキラもいない、悩みが不眠を加速させていた


「ローランド!わたしよ!」


敵に殺されれば楽になれるなと考えていたローランドに知っている声が聞こえた


「…ミーナ嬢?」


それに気づいたローランドはすぐに部屋を飛び出した


「いたわね!」


「貴様!不敬により処罰する!」


近衛騎士が剣を抜く前に


「やめろ!その者は余の知り合いだ。中に通せ」


「…はっ!」


近衛騎士は如何にも怪しいミーナを通すか迷ったが命令には逆らえない







「よく来てくれた!といえばいいのかな?

王都から出たと聞いたけど?」


「出たわよ。でもアキラが日に日に憔悴していくのは私たちには見ていられないのよ」


アキラの名前を聞き国王は目を見張る


「だからアキラに気持ちを聞いたのよ。このままでいいのかと。それでこれよ」


ミーナが手紙を国王に差し出す


そこには友を助けたい気持ちと王国の知り合いが苦しんでいる姿に苦しむアキラの心が認められていた

そして肝心の逃げる説得も


「なるほどね。アキラらしいね。

普段は飄々としているけど内心では沢山の葛藤を抱えている…。

これには友の気持ちが…」


ローランドは言葉に出来ず涙が頬を濡らす


「アキラは言っていたわ。ローランドが信じてくれるなら必ず国を取り戻すと。だから今は一緒に逃げてくれ。と言っていたわ」


ミーナは間を置いて


「その為に今アキラは動いているわ。『沢山の命が散ると思うけどそれよりも沢山の命と未来を救えるから戦う』って言っていたから何か考えがあるのよ」


しばし考え込みローランド


「友に頼るか…」


王として一人で悩み一人で抱えていたローランドだが、この状況で手を差し伸べてくれる友を信じて委ねたくなった


「君たちの作戦は?」


ローランドは笑顔でミーナに問う






アキラは何かしている

まとめ、プロローグ、間話を含めて節目の100話になりました。

ここまで続けられたのは見てくださった皆様がおられたからです。

ここまであっという間でしたがこれからもよろしくお願いします。

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