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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第二章 森の異変
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111.エレナさんとのお話



 街に着くと早速冒険者ギルドに向かおう。と思いそのことをユアに伝えると彼女も一緒に行くと言ったので一緒に冒険者ギルドに向かった。


 ギルドの中に入ると人がたくさんにいた。


「人が多いね……」

「そうかな? この時間はいつもこれくらいの人がいるけど?」


 とユアがそんなことを言った。この時間だとこれが当たり前なのか。とそんなことを思っていた。


「レーナさん?それにユアちゃんも無事だったの」


 そう声を掛けられたので後を向くとエレナさんがいた。


「エレナさん」


 何だか心配していたようだったけど何かあったのかな?


「レーナさん達に伺いたいことがあるのですが少しよろしいですか?」

「? 問題ないけどユアは?」

「私も大丈夫です」


 そう言うとエレナさんに連れられてギルド内にある一室に案内させれた。


「ここでお話するので掛けてください」


 そう言われたのでユアと隣同士に椅子に座るとエレナさんが対面に座った。


「先程レーナさん達に伺いたいことがあるといいましたが少し前にやって来たゼロスさんが連れて来た彼女の事です。オークに襲われたこととレーナさんがその治療を行ったことは聞きましたが何があったのかが聞きたいのですが……」


 あ~、メンデスの事か……。そんなことを思いながら私はユアのことを話した。崖の上からユアが降ってきたこと。そして怪我をしていたからポーションなどを使って治療をしたことそこで野営をしたことを話した。それからはユアに何があったのかをエレナさんに話してもらった。ユアが私に会う前の話から、私と会ってからどんなことがあったのかを……。


 私はユアの話が終わるのを静かに聞きながら待っていた。


 ユアの話が終わるとエレナさんが神妙な面持ち「そうなの」と言った。エレナさんが何を考えていたのかは分からないけど……。


「……そういえばゼロスさんはあなたたちがオークを倒したとか言っていましたがその証明になるものはありますか?」

「ありますよ?」

「そ、それはレーナちゃんがほとんど1人で倒しました!」

「え? レーナさん今の話は本当ですか?」


 エレナさんはユアが言ったことに驚きながら聞いて来た。ゼロスさんの時もこのやり取りしたけど? とそんなことを思いながらオークを倒したときユアが何をしたのか教えた。


「ユアも一撃は加えていましたよ? まぁ、その一撃でオークがユアの方に向かって行ったから焦ったけど……」

「確かにユアちゃんの役割としては魔物を倒すことがメインではないですからね……」 とエレナさんが苦笑いしていた。確かにユアの役割と言ったら盗賊になりそうだしね。

「とりあえずレーナさんがオークを倒した証明になるものがあると言っていたのでそれを見せてほしいのですが……」

「オークをそのまま持ってきたけどここで出してもいいの?」

「え? そのままですか?」


 とオークをそのまま持って来たと言ったことに驚いていた。まぁ、オークなんて初めて見たと言うのもあるけど何が売れる素材なのかわからなくてそのまま持ってきた部分が大きいけど……。そんなことを思いながら頷いた。


「解体とかはどうしますか?」

「お願いしてもいいですか? どの部位が売れるかわからなかったので……」

「分かりました。それならギルドの倉庫へ移動しましょう」


 そういうことでギルドの倉庫に向かうためエレナさんの後をついて行った。





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