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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第二章 森の異変
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106.メンデスの治療?



 まずは、右足から様子をみたが酷い怪我をしているのに血は、止まっている。おそらくだけどそこに落ちていた空き瓶は、右足の止血に使ったみたい。これによって出血多量で死ぬのは、防げているみたい。下手に触るとさらに出血すると思ったので右足については、このままでもいいかな?と思った。まぁ、ちゃんとした治療は、自分でお金を払ってもらおう。


 次に左足だが変な風に折れているだけで出血していることは、なさそうなので後回しでいいかな? 右腕は、特に異常は、なかった。これだけ怪我をしているのになぜ右腕だけ無事なのかは、少し不思議だけど……。左腕の切り口は、出血していないからこのままでいいと思う。さっき、木の根元に置いてあった空き瓶は、左腕の止血に使っているはずだし……。額の血を確認したがどうやら出血していた訳じゃないみたい。多分だけど誰かの血もしくは、自分の血がかかっただけみたい。そんなことを調べているとユアが心配そうに容態を聞いて来た。

「どうなの?」


「とりあえずこのままでも大丈夫だと思う。ただどれだけの血を流したかはわからないから、もしかしたらっていうのはあるかもしれないけど……」

「そうなの……」

「とりあえずこの異臭の処理はした方がいいかも」


 そう言いながらメンデスのスカートの方に視線を向けるとユアも同じように視線を向ける。


「う、うん」

「ユアにやってもらってもいい?」


 そう聞くとユアが頷いたのでユアに任せようと思って大きい木の器を出して水を入れる。


「パンツは脱がせられないと思うから切っちゃって、それからこの水を使って汚れを流しておいてくれる?」

「わかった」

「じゃあちょっと枝を拾ってくるからお願いね?」

「?」


 ユアは、首を傾げていたけど一応頷いたので私は、枝や太い木を集めに森の中に探しに行く。




 それから森でたくさんの枝や太めの木をいくつか集めてユアの所に戻るとユアは、私の言ったことが終わって待っていたみたいだ。


「あ、レーナちゃん」

「終わったの?」

「うん。でも器が……」


 と言って汚れている器があった。まぁ、汚れてもいいように木の器を渡したから問題ないけど。


「それは、いいよ」


 といって汚いパンツの上に枝を置き火をつけた。ついでに先ほどの器も一緒に燃やした。


「燃やしちゃうの?」


 ユアは、驚いていたけどそのために持って来ているから問題ない。


「うん。そのために持ってきたから。ユア手を出して?」


 そう言うとユアが手を出したので水魔法で綺麗に洗ってあげた。ユアは、びっくりしていたけど洗い終えるまでじっとして洗い終わったらお礼を言ってきた。


「ありがとう」

「私がお願いしたことだから気にしなくていいよ。それより」


 彼女をどうしようか? そう言おうと思ってメンデスに視線を向けたら呻き声が聞こえた。



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