72.工房の見学?2
それからしばらくして、お昼の時間が過ぎていることに気付いたエレオノーラさんが私達を昼食に誘ってきたので、言葉に甘えて一緒にさせてもらうことになった。
そうして案内されたお店は高そうな感じのお店だったけど、エレオノーラさんがお話をすると2階の部屋へと案内をされたのだった。
そうして案内してもらった場所はどうやら個室だったようで、エレオノーラさんが「この場所なら気にせずに食べることができるわ。私が奢るから好きなものを頼んでだけ食べて頂戴」と言った遠慮なく、いろいろな料理を堪能したのだった。まぁ、ユア達は、私みたいにいろいろなものと頼むことなく、遠慮気味だった為、私が頼んだものやエレオノーラさんのお薦めをもらっていた。でも、おいしそうに食べていたから多分問題はなかったと思う。
そんなことがありながら、昼食を食べ終えてエレオノーラさんの工房に戻ったのだった。
それから、もう一度、魔力ポーションについて試していた。
「……特に問題なくできそうね。この先はまぁ、とりあえず、1人で研究するとしましょう。長いこと、ポーション関連について、やっていて、君達は暇だったでしょ?」
「いえ、そんなことはありません」
とルミアがそう言うと他の子達も頷いていた。
「そう? それならよかったけど、せっかくだし、他のことも少しはみせてあげようかしら? レーナちゃんがとんでもないこと言ったばっかりにある程度検証もしたわけだし」
「それは、私のせいではないと思います」
「まぁ、レーナちゃんからしたらそうなるわね。……とりあえず、いろいろなことの基本的なことを軽く見せてあげるわ」
そう言ってエレオノーラさんがいろいろなことを教えてくれた。でも教えてくれたことは基本だけらしく、興味を持ったのならまた来て頂戴と言っていた。ただ、私に関しては時間があったらまた来て欲しいと言われたので、明日、また、エレオノーラさんの工房に行くことになるのだった。




