表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
844/846

70.ポーションの作製

久しぶりの投稿です。

齟齬がないとよいのですが(^^;)

よろしくお願いしますm(__)m


「ここでやるわ」


 エレオノーラさんに案内されて入った部屋は、それなりには広く、至る所にいろいろな薬草などが置かれていた。


「思っていたよりも狭いですね」


「ここは私の研究室の1つだからね。流石にあなた達をポーション作製しているところに連れて行ったら面倒なことになりそうだし」


「なるほど、だから工房の一部って言ったのか」


「そうゆうことよ。とりあえずどうする? レーナちゃんからポーション作ってみる? それとも私から作った方がいいかな?」


「じゃあ、とりあえず、私からで、でも、以前作成したときみたいにいいものができるかは分かりませんよ?」


「気にしなくてもいいわ。レーナちゃんの技量を知りたいっていうのも大きいし」


 そういうことで、エレオノーラさんに薬草を出してもらって早速作り始めるのだった。


 以前作ったときは薬草を乾燥させてやっていたけど、エレオノーラさんに渡された薬草はやや乾燥している薬草だった。


(この状態じゃあ、以前と同じようには行かないよね? できるだけ魔法で水分だけ抜いてみるかな?)


 と思い魔法を使ってみるといい感じに水分を抜くことができた。もしかしたら、以前の時よりも乾燥しているかも? そんなことを思いながら薬草を細かくすり潰すと用意されていた鍋に入れた。そこから薬草が浸かるくらいの水を魔法で作り出した。そのときできるだけ魔力を込めながら行った。あとは煮詰めるだけなので、底に薬草が溜まらないようにかき混ぜながら煮詰めていった。




 それからどれだけの時間が経ったのか分からないけど、随分量が半分くらいになったので、煮詰めるのをやめてできたものを濾過した。


「とりあえず、これで完成です」


 そう言ってできたものをエレオノーラさんに渡した。


「確認してみるわね」


 と言って何か呟いていた。


「え?」


 するとエレオノーラさんは驚いた様子でポーションを何度も確認していた。何か変なことでもあったのかな? と思いポーションの鑑定をしてみた。


 ポーション B+ランク

 高い止血と再生効果(UP)魔力回復(中)


 前回見たときと同じ品質だから特に問題なさそうだと思った。でも、どうしてエレオノーラさんは驚いたのかな?


「レーナちゃん、どうして魔力回復効果までついているの?」


「え? 普通につくものじゃないのですか?」


「当たり前よ。正直どうして、ここまで高い品質になっているのかが分からないけど、魔力回復までついているのは予想外よ」


「ということはエレオノーラさんのやり方とかなり違いがある?」


「まぁ、そこまでじゃないわ。煮詰める時間位よ。私はそこまで長く煮詰めないわ。まぁ、ちょっとみてなさい」


 そう言ってエレオノーラさんがポーションを作り始めたので様子を見ていたけど、薬草はそのまま使って、煮詰める時間がかなり短かった。そしてできたポーションはというと


 ポーションAランク

 高い止血と再生効果


「短い時間でAランクポーションができている」


「そうよ。薬草から必要な成分を抽出できれば煮詰める時間も短くなるわ。でも、魔力回復効果はついていないわ。私も、レーナちゃんと同じように魔法で水を作っているけど」


「それは多分長時間煮詰めていたからかも?」


「どういうこと?」


「えっと、魔法で出した水を煮詰めると魔力回復ポーションになりますよね?」


「……え?」


「え?」


 エレオノーラさんが驚いて私の方を見てきたことに私は驚いた。どうやら私が思っていた認識は常識ではなかったということが分かったのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ