69.工房の見学?
「レーナちゃん、今日一緒に来ている子達ってここに居る4人だけなの?」
「そうですが、それがどうかしました」
「……皆が良ければ、工房の一部を見学してみない?」
とエレオノーラさんがそんなことを言ってきた。
「見学させてもらえるならしてみたいですが、どうしてですか?」
「レーナちゃんが次いつ来てくれるか分からないからこの間言ったことを済ませておきたくて、もしかしたら気に入ってもらえるかもしれないからね」
「う~ん。どれくらいの時間ですか?」
「長くても午前中には終わる予定よ」
まぁまぁ、長い気がする。そこまで長いとみんなの意見が合わなかったらやめておいた方が良いかもしれない。そう思ってみんなに聞いてみることにした。
「皆はどう思う? ちょっと長いけど、見学してみたい?」
「見て見たいです」
「私も」
「私も気になります」
「私も見学したいです。でも、本当に見学なんかしてもいいのですか?」
とローラだけはエレオノーラさんにも質問するような形で聞いてきた。何か気になることでもあるのかな? と思いながらエレオノーラさんの方をみると。
「構わないわ。だからローラも気にしなくていいわよ」
とエレオノーラさんがそう言った。
「もしかして工房の見学はかなり珍しいことですか?」
「そうねぇ、ほとんどやらないわね」
「ならどうして、私達はいいのですか?」
「……これでも、人を見る目はある方だと思っているわ。その私が問題ないと思ったからいいのよ。それに、私はレーナちゃんの実力の方が気になるわ」
「私は、ギルドで聞いた作り方を少し工夫しただけですよ?」
「仮にそうだとしても、かなりいい品質のポーションを作れるのは才能があると思うわ。まぁ、とりあえず、工房の方へ行きましょう。他のお客さんに見られたら面倒なことになるかもしれないからね」
と言われたの、私達はエレオノーラの後に続いて、奥の部屋へと移動をしたのだった。




