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67.店内へ



 お店の中に入るとルミアとフローラは物珍しそうに辺りを見渡していた。


「どういったものか分からないけど、いろいろなものがある」


「あ、これと似たようなの見たことある」


 とルミアとフローラはそんなことを言いながらお店に置いてある商品をみていた。一方、ローラはというとそんな彼女達の様子を眺めていた。


「ローラは商品を見たりしないの?」


「私は、お店の用事とかでたまに来るから大丈夫」


「あぁ、なるほど」


 そう言われると似たような商品が宿屋にも置いてあることを思い出した。ただ、ここに置いてあるエレオノーラさんの弟子が作った物ではなく、もっと品質がいいものだけど。


「っ!?」


 そんなことを思っているとルミアが声にならない悲鳴を上げた。どうしたのだろう? と思ってルミアの方を向くと見ていた商品の値段をみていた。


「高くて驚いたの?」


「う、うん……」


「ここに置いてあるのはこのお店では安い方だから……。奥に行くともっと質が良くなって高くなるよ」


「……え?」


「まぁ、魔道具だから値段が何桁か高いってこともあるけどね」


「魔道具ってそんなに高いんだ……」


 とルミアは驚きながら恐る恐る、商品の確認などを行っていた。そんな様子を見ながら私は彼女達の気が済むまで私はローラと一緒に待つことにした。




 それからしばらくいろいろな商品を見ているルミア達を見守りながらローラとお話をしているとルミア達が私の元へとやって来た。


「どうだった?」


「その、お値段は高かったけど、珍しいものをたくさん見ることが出来たからとても楽しかったよ?」


「それならよかったわ。せっかくだし、奥の部屋も見に行ってみよっか? ものすごく高いものとかもあるけど、ここに置いてある商品の質のいいものや変わったものがあるよ?」


「……少し興味があります」


「私も」


 とルミア達が言ったので私達はお店の奥へと移動したのだった。



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