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40.冒険者学校の見学? 7



 それから模擬専用の武器を選んでいるとザックさんが話しかけてきた。


「なんか巻き込んですまない」


「そう思うのなら私に振らないでください」


「まぁ、そうなんだが、君にしか頼めないと思ってな」


 とザックさんがそんなことを言ってきた。てっきりただ巻き込んだだけだと思ったけど、ザックさん的には何か目的があるようだ。


「……因みにその頼みとは?」


「まぁ、簡単に言ってしまえば彼の自信を打ち砕いて欲しい。多分、君は彼よりも強いだろうから模擬戦では負けないだろう?」


「……まぁ、そうですね」


 その点に関しては負ける気がしない。ただ、変に目立ちたくないから適当に負けようとはしていたけど……。


「だから、彼の自信を打ち砕いて欲しい。現状、この学校では彼よりも強い子がいないからかなり自信を持っているというか……」


「? でも、彼の模擬戦の相手をして居る人はそれなりにやれますよね?」


「あぁ、彼のことか、確かに彼はかなりできるが、防御面に優れていることもあって、こういった模擬戦はあんまりなんだ。でも、実践ならいい成績になるだろうが……」


「そうですか。でも、どうして、彼の自信を打ち砕いて欲しいのですか?」


「冒険者学校では誰よりも強いからと変に自信を持っているからだ。こういった人は、実践において命を落としやすい。だから、そう言った自信を打ち砕いた方が、彼の為にもなると思っている」


「そうですか。でも、自信を打ち砕いたとしても、彼が考えを改めるとは限りませよ?」


「分かっている」


「……分かりました。あまり手を抜かないようにやります。ただ、怪我をして責任は取りませんよ?」


「それは構わない。そこは自己責任だからな」


 とそんなことを交わしながら模擬戦の剣を選んでザックさんに言われた場所に移動した。



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