36.冒険者学校の見学? 3
そして、私が先ほど見ていたところに到着すると彼等はまだ訓練をしていた。ただ、先ほどとは違って模擬戦をしているようだった。
「多分、あそこでやっている人達は、ザックさんが言っていた生徒だと思う」
「そうなんだ。……何だかみんな背が高い?」
とユアは彼等をみてそんなことを言った。私も彼等を見たときに同じ感想を抱いたからちょっと苦笑い頷いた。
「そうだね」
とそんなことを言いながら彼等の模擬戦を見ていた。
「思っていたよりも普通の模擬戦だね?」
「そうね。でも、この中にDランクになれる人も多分いるんじゃないかな? ザックさんの話を聞いてる限りだと」
(正直実力にはあまり差があるようには感じないのだが……)
「そうなんだ。……あ、あそこにいる人一方的に攻撃をしているよ?」
とユアが指を差した方をみると確かに、片方の人が一方的に攻撃をしていた。でも、もう片方の人はそれをすべて防いでいた。
(う~ん。見た感じだとあの人達が周りよりは強いって言った感じかな? でも、ここ最近Dランクまでしか出ないって言っていたけど、そこまでレベルが高いのかな?)
とやや疑問に思いながら彼等の模擬戦を見ていた。
「……レーナちゃんどうかしたの?」
「いや、何でもないよ。それにしても、ユアが教えてくれた人以外はあまり実力に差がないような感じかな?」
「多分?」
とそんなことを話していると後ろから誰かが近づいてくる音がした。




