31.今日の出来事
宿に戻るとルミア達は勉強をしていたが、私達が戻ってことで一旦休憩することになった。
「ふぅ~、少し疲れた」
「私も」
と言って2人共少し疲れた様子だった。適度に休憩を挟んでいたと思うけど、ずっと勉強をすることは疲れると思う。私だったら、すぐに音を上げると思う。
「2人共頑張って勉強をしていたんだね」
「自分ができることはだけど、試験が近づいてくると緊張しちゃう」
「うん。何だか少し緊張してきた。試験まではまだ時間があるけど、勉強をしてもしても不安になるの」
「それは、その不安を乗り越えれるように頑張るとしか言えないわね……」
「そんなことよりレーナちゃん達は長いこと出かけていたけど、何をしていたの?」
とフローラがそんなことを聞いてきた。そう言えば出かけてくるとは言ったけど、何をしてくるのかは行っていなかったわね。
「冒険者ギルドが運営しているという冒険者学校という場所を見てきたの」
「冒険者の学校か……。どんなところだったの?」
そう聞かれるとどんなところだろう? 結局、卒業生の練習は見ないで図書室でひたすら本を読んでいたからどんなところ? と聞かれてもよく分からない。
「ちょっと見てきただけだからどんなところと言われてもよく分からない」
「え? でも、長いこと冒険者学校に居たんだよね?」
「それは、本や資料を読んでいただけで、それ以外はちょっと職員さんに話を聞いたりしたくらいだよ?」
「そうなんだ。てっきり訓練を見学や体験をしたのかと思っていたの」
「まぁ、そっち方面のこともあったみたいだけど、そこまで興味がなかったから。それに私の知らないことを知れた方が役立つと思って本を読んでいたわ」
「じゃあ、何か成果があったの?」
「……特に収穫はなかった。知っていることしか書かれていなかったから……」
「そ、そうなんだ。それじゃあ、ユアさんも?」
「私は知らないことを知れたよ? ただ、読むのがまだ遅くてたくさんは読めなかったけど……」
「それなら明日も冒険者学校に行く予定ですか?」
「まぁ、しばらくはそんな感じかな?」
とそんなことを話していると、アルさんが、このまま食事にしようと言って私達は夕食を摂ったのだった。




