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29.冒険者学校へ7



 受け取った予定表から気になる授業はいくつかあった。


「ユアは気になる授業はある?」


「一応」


 そう言って聞いた内容は私と同じだったので問題なく一緒に授業が受けれそうだと思った。


「……気になる授業があるようでなによりだが、今月は授業を行わない。早くても来月からということになる」


「え?」


 急にザックさんにそう言われて驚いて振り向くとザックさんが苦笑いしながらこう言った。


「正直、君達がこんなに早く来るとは思っていなかった。それに3月は在校生の最終試験があるからその準備や最終確認といったことがあって、授業は行っていない」


「そうですか。……それならもう少し早く教えてくださいよ」


「すまない。冒険者学校にはあまり興味を持っていないようだったからそこまで真剣にいろいろ考えていることに驚いて伝えるのが遅くなった」


「まぁ、確かに冒険者学校にはあまり興味はありませんけど……」


 そう言われると冒険者学校自体には興味を持っていなかったかも。そもそも入るつもりはなかったし……。


「気になることがあるようだったら冒険者学校に入るといろいろと利点があるぞ?」


「……例えばどんなことがありますか?」


「冒険者学校で優秀な成績を収めれば卒業と同時にCランクになれる可能性がある。まぁ、基本的にはDランクが一番上のことが多いが……」


「それなら必要ないですね。私達はDランク冒険者なので」


「……え? そうなのか?」


「はい」


 そう言ってギルドカードを見せた。


「……本当だな」


「そう言うことなので入学する利点はほとんどないです」


「そうだな。……なるほど、君達がこの学校の理解が悪かった理由も納得できる。一番売りにしていることが君達は既にクリアしているからなぁ……」


 とザックさんは納得しているようだった。


「それで他にはどういったことが?」


「君達がDランクだというのならどれも必要ないことかもしれないが、武器の扱い方。魔物の倒し方及び実習、採取系の……」


 と言った感じで聞いていた内容は私的にはほとんど必要ないようなものばかりだった。まぁ、その原因のほとんどが魔法だったりするのだが……。



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