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21.とりあえず依頼完了



 そうして着いた宿は、バーグで泊まった宿よりも大きくて立派な宿だった。


「ここに泊まるのですか?」


「そうだ。王都でも有名な宿屋の1つだ」


「そ、そんなところに泊まるのですか……」


 とルミア達は気後れしているようだった。以前の宿屋さんも大きくて少し動揺していたけど、今度はそれ以上に大きくて立派なのでそうなっても仕方がない。まぁ、私もこんなところに泊まるとは思っていなくてやや動揺しているのだが……。


(依頼的には王都に到着したら終わりの予定だからルミア達を見届ける為に一緒に過ごそうとしたらここに泊まった方がいいんだけど……)


「有名と言っても、そこそこの腕を持っている冒険者であればここを拠点に活動している冒険者達もそれなりにいるぞ?」


「そうなのですか?」


「そうだ。一番安い料金であれば銀貨2枚で、お風呂にも入れる」


 ……そう聞くとそこまで敷居が高いお店ではないのかな? まぁ、以前泊まったスイートルーム的なお部屋ではなければ。


「とりあえず、王都に滞在する間はここに泊まる」


「そうですか、なら私達もここで宿を取ろっか?」


 そうユアに聞くとびっくりしながらも頷いた。


「ん? 君達も一緒に泊るぞ?」


 するとアルさんがそんなことを言ってきた。


「え? 依頼は完了していますよね?」


「ん? あぁ、そうだな。だが、気にするな。彼女達と一緒に居てもらった方がいいと思ったからそうするだけだ。とりあえず、依頼完了ということで、あとでギルドに言伝を頼んでおく」


「ありがとうございます」


「あ、ありがとうございます」


「さて、話はこれくらいにして必要なものを持ったらついて来い」


 そう言われたので必要な荷物を持ってアルさんについてくと手続きをしてくれて、そのままお店の人に部屋まで案内をされた。ただ、案内をされた部屋が以前と似たような部屋で広かったが……。



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