18.街の探索から戻る
そうして宿に戻った私達はとりあえず、戻ってきた報告をするためにアルさんの部屋をノックした。
「アルさん居ますか?」
そう聞くと中から物音が聞こえたのでどうやら戻って来ているようだった。そしてすぐに扉が開くとアルさんが出てきた。
「どうした?」
「一応、戻ってきたという報告の為に来ました」
「そうか。……しばらくしたら夕食にする。それまでは各々待機しているように。私も、少し用事を済ませたらいく」
「分かりました」
そう言うとアルさんは部屋の中へと戻って行った。
「とりあえず、しばらく時間があるみたいだけど、どうする?」
「……勉強かな? ちょっと復習をしたいから」
「私も」
と言ってルミア達は勉強の準備を始めた。
「なら私は少し離れたところで時間を潰しているわ」
私はそう言って離れたところで武器を取り出して、手入れを始めるとユアも自分の武器を手入れし始めた。
それからしばらくするとアルさんが部屋から出てきて、夕食を摂ることになった。
夕食を食べ終わると、部屋に備え付けになっていたお風呂にみんなで入った。そして、お風呂を出るとアルさんがルミア達の勉強を見ることになったので、私はというと早いけど、寝させてもらうことにして、ベッドに入って眠りに就いたのだった。
そして翌日、皆が起きた後に朝食を摂ると王都へ向けて出発したのだった。




