17.街の探索
その後、時間があるということで、アルさんに外出することを伝えて街を探索することになった。因みにアルさんも明日の準備をするため出かけるということだったので、「手伝いましょうか?」と聞いたら「大丈夫だ。買ったところで運んでもらう。気にせずに街に行ってくるといい」と言われた。
そう言うことで私達は街へと繰り出したのだった。
「それにしても人が多いなぁ」
「そうだね。私も人が多くて吃驚している」
「とりあえず、はぐれないようにしよっか?」
「「うん」」
そう言うとルミアとフローラが私の手を握ってきた。
「あ、え、えっと……」
そして乗り遅れたユアはと言うと私の背後から服をつまんだ。
「……まぁ、いいっか。とりあえず、適当にいろいろなところをみて回ろう?」
「「「うん!」」」
そういう訳で私達は街の中を歩き出したのだった。
それからいろいろな店を見て回ったり、していたのだが。
「思っていたよりも似たようなお店が多いわね」
「そうだね。たくさんお店があるからもっといろいろなお店があるのかと思った」
「そうかもしれないけど、品質とかには変化があるかも? 値段とかがそれなりに違ったから」
「そうなの?」
「多分だから絶対とは言えないけどね?」
そんなことを話しながらいろいろなものを見たり、気になった食べ物を食べたりしていると夕方になり、さらに人込みが酷くなってきた。
「そろそろ宿に戻ろうか?」
そう言うとみんなが頷いたので私達は宿へと戻ったのだった。




