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3.ルミアの準備



翌朝


 朝食を食べたあとリリとララそしてユアのグループと私、ルミアに分かれての行動となった。私とルミアは昨日話していた食料の調達に市場の方へ行く予定だ。因みにユア達はリリとララいつも通りのお仕事を手伝いするそうだ。


 そんなわけで私とルミアはというと出かける前に、ルミアが準備したという鞄を見せてもらったのだが……。


「受験に必要そうな筆記用具類はいいけど、着替えとか少なくない?」


「一応、着ている服と洗濯している服を除いて全部入れたよ?」


「……服屋さんにも少し寄ろっか。流石にこれは少なすぎる」


「でも、洗えば何とか……」


「水場があるとは限らないからその辺りも考えてもう少し持って行った方がいいよ?」


「分かった」


「他にも、水筒とか羽織るものがあった方がいいからそれも買うわよ」


「うん」


 と言うことで、日持ちする食べ物と服などを買いに街へと繰り出したのだった。




 そうして市場に着いたのだが日持ちする食べ物と言っても、ドライフルーツか干し肉ぐらいしか分からないのでそれらを買った。ただ、ドライフルーツの値段をみて干し肉だけでいいと言ったが他の栄養も取れた方がいいと思ったので私が買ってあげた。まぁ、全部買ってあげてもいいけど、ルミアが自分でできるだけ買うと言って断ったので、買うのをやめようとしたものを買おうとそんなことを思いながら他のお店も回ったのだった。


 そうして、一通りのものを買ったところで宿に戻ったが、宿に着いてからルミアにこんなことを聞かれた。


「そう言えば水はどうするの?」


 そう言われると水のことは考えていなかった。普段は水を汲んで持って行っておしまいだったし、長期の依頼の時はギルドが用意していたような……。


「そう言われると長期の時はどうやって水を確保するのだろう?」


 何も考えずに魔法でそっと水を生成していたからそう言ったことを考えていなかった。


「レーナお姉ちゃんも知らないの?」


「そうだね」


 あとでギルドにでも行って聞いてくるかな? ルミアも魔法が使えたら楽だけどなぁ。


「(そっか魔法か)」


「レーナお姉ちゃんどうしたの?」


「うまくいくかは分からないけど、ちょっと試してみたいことがあるからついて来て」


 そう言って私はルミアを連れて武器屋さんへと向かったのだった。



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