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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
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118.ルミアの勉強をみる5



 夕食を食べて風呂に入った後は、リリとララの相手をしていると彼女達が疲れて眠ったところで、ベッドに寝かせて後のことはユアに任せた。


 私達はというと昨日と同様に食堂に向かうとラナさんがいたので、昨日の続きをやることになった。


「それで、今日は何をするの?」


「とりあえず、昨日の復習をしてから次に進みましょうか。ルミアはさっきやったと思うけど、先ほどと同じ間違えはしないように気を付けてね?」


「分かったの」


 と言って2人共昨日と同じ表を作り始めた。




 それからしばらくするとルミアは完成したので確認をしてみると今度は間違えることなく全部出来ていた。


「うん。全部合っているわね」


 というとユアは少しホッとした様子を見せた。まぁ、昨日教えたばかりでここまでできるのはかなりすごいと思うけど……。そんなことを思いながらラナさんが終わるのを待っているとようやく終わったようなので同様に確認をした。


「……問題はなさそうですね」


「そう。ならよかったわ」


 とラナさんは少し安心した様子を見せた。


「さて、とりあえず、ここまではできるようになったから次へと進もっか?」


「はい」


「お願い」


 と言うことで私は適当な計算問題を紙に書いた。


「とりあえず、この問題を実際にやってみるわね」


 と言って私は筆算を書き出した。まぁ、小学校で習うのでそれほど難しくはない。どことどこを計算してどの場所に書くのかと言うことを説明しながらこの2つの計算を解いて行くと2人共驚きながら私の方と解き方を見ていた。


「凄いこんなに簡単に解けるなんて……」


「そ、そうですね。それにしてもどうして昨日あの表を覚えさせようとしたのかが分かった」


「覚えると便利でしょ?」


 そう聞くと2人とも苦笑いしながら頷いてくれた。


「因みに割り算は……」


 と先ほど同様に計算の仕方を教えると2人ともとても驚いていた。


「どっちもすごく画期的ね」


 そうラナさんが言うとルミアは首を縦に何度も頷いていた。


「まぁ、今教えたことを繰り返しやって行けば早く計算できるようになるよ? 最終的には問題を見たら答えが分かるくらいにはなると思う」


「が、頑張ります!」


「私も頑張って覚えてみるわ」


 と言って2人共黙々と計算の練習をし始めた。


(まぁ、ここまで教えたら後は自分で何とかするでしょう。後はどこかのタイミングで割り切れない数の対処方法や小数点以下の計算を教えたら四則計算は問題なさそう)


 とそんなことを思いながら2人の様子を見守っていた。



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