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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
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100.お出かけ2



 ルミアが見たいと言った雑貨屋さんをいろいろと回ったのだが何かを買うわけでもなくいろいろなものを見ているだけだった。そうこうしている間に一通りのお店を見終えてしまった。


「いろいろ見て回ったけど、何か欲しいものがあって探していたわけじゃないの?」


「欲しいものがあったわけじゃないの。ただ、どんなものが売っているのかなどがいろいろ知りたくて……」


「そうなんだ。ルミアがそれでいいのならいいけど、欲しいものを探しているなら一緒に探すよ?」


「大丈夫。欲しいものがあったときはちゃんとレーナお姉ちゃんに聞くから」


「分かった。それじゃあ他の場所でも探してみる?」


 そうルミアに尋ねると少し悩んだ様子をみせた。何かあるのかな?


「……そろそろ午後の授業がありそうだからそっちに向かおうかな? 一応、必要なものは持ってきているから」


 なるほど、そう言えば午後からは授業の方に行くとか言っていたわね。でも、それにしても少し早いような気がするけど? まぁ、早めに行く分には問題ないか。


「……それじゃあ、一緒に行こうか?」


「え? 一緒に来てくれるの?」


「まぁ、今日は暇だしね? それにルミアの頑張りとかも見てみたいから」


「そ、そうなんだ。じゃあ、頑張るね!」


「まぁ、無理はしないでほどほどにね」


 とそんなことを言いながらルミア達が勉強している場所へと向かったのだった。




 そうしてルミアが勉強している建物に着いたので一緒に中に入った。そして以前入った教室に向かうとそこには何人かの子供たちがパンを食べている所だった。


「あら、ルミアちゃん午後の授業を受けに?」


「はい」


「よかったら食べる? まだいくつか余っているから」


「いいのですか?」


「気にしなくてもいいわよ。後ろに居るのは……以前来た子だよね?」


「あ、はい」


「よかったら食べる?」


「そ、それじゃあ一つだけ……」


 と言って私達はパンを貰ったのでみんなから少し離れたところに座ってそのパンをいただいたのだった。


 それからしばらくするとご飯を食べて行った子達は教室を出て行った。確か午前中の事業だけ受ける子が多かったんだっけ? とそんなことを思いながらルミアとお話をしながら午後の授業が始まるのを待っていた。



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