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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
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99.お出かけ



 そうして、市場付近へと着いた頃には人の数が大分増えてきた。


「このまま見回るのもいいけど、迷子になるかもしれないから手を繋いで行こうか?」


 そう言うとみんな頷いて、リリとララはユアに、ルミアは私と手を繋いだ。


「一応、しばらくは一緒に回るけど、途中からルミアが見たいところを見てくるからユアもリリとララのことを頼むね?」


「うん」


「それと、途中ではぐれちゃったら無理に探さなくてもいいから人気がないところには行かないようにね?」


「「はーい」」


「分かったの」


 それから私達は市場の散策を始めたのだった。リリとララは何か食べたいということで、屋台を回りながら、ルミアが行きたいと言った雑貨屋さんがどの辺りにあるのかを確認しながらメイン通りを一通り見回ったのだった。


「リリとララは気になるお店は見つかったかな?」


「「うん」」


「じゃあ、これから来た道を戻って行くけど、行きたいお店があったらちゃんとユアか私に言ってね?」


「「はーい」」


 そうして来た道を戻りながらリリとララが食べたいと思ったお店に寄りながら食べ物を買って食べると言うことは繰り返していった。


 因みにリリとララで一つずつ注文するのではなく1つを分け合いながら食べて行く感じだったのでお金の消費は大分抑えられている感じだった。まぁ、たくさんのものを食べれないから自分たちなりに工夫しているのかもしれないが……。


 そうしてメイン通りにある食べ物屋さんをいろいろ見て回りながらたまにある雑貨屋さんの位置を確認しながらメイン通りにある行きたいお店は一通り行けたみたいだけど、メイン通りだけでお腹いっぱいになったみたいだった。


「ちょっと苦しいかも」


「私も」


 と2人はそう言っていたがとても満足そうな顔をしていた。正直、結構いろいろと食べていたけど、思っていた以上にたくさんのお店に寄っていたから私としては少し驚いた。でも、ほとんどがおかしと言うかデザート? に分類されるようなものばかり食べていたから、普段食べれないようなものが食べてみたかったのかもしれないとそんなことを思った。


「リリとララはとりあえず、これで満足したみたいだけど、これからはどうするの?」


「今度の為に気になるお店を見て回るの!」


 とリリがそう言うとララも同様に頷いていた。


「それならこの通りじゃないところを見て回るんだね?」


「「うん」」


「それじゃあ、私達と別行動をしようか? 時間もそれなりに経っているし、この通りの雑貨屋さんもどこにあるのか一通り確認したからね」


「分かったの。レーナちゃん達も気を付けてね」


 それから私とユアの二手に分かれて行動することになった。



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