表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
741/846

85.後処理7



 それから彼女達を連れて拠点へと戻ろうと思ったとき、ランデルがこんなことを言いだした。


「女まで持てないぞ。たくさん武器を持っているからな」


「えっと、運んでもらわないと困るので、女の人を担いでから武器は持てるまでにしてもらってもいいですか?」


 ユミルさんは困惑しながらも女の人を運んでもらえるようにお願いをするとランデルが不機嫌そうに顔をした。


「はぁ? 何言ってんだ? 女なんか置いてけばいいだろ。それより金になるものが大事だろ?」


「パーティで動いているだろ。リーダーの言うことを聞いた方がいいと思うが?」


 するとジェイドさんがそんなことを言った。


「……依頼は終わったから問題ないはずだ」


「依頼に関してはそうかもしれないけど、助けた人は最後まで責任を持つべき」


「そういうならお前が1人で担げばいい。俺は戻る」


「え? 勝手な行動はやめてください!」


「依頼は終わったから関係ない」


 ランデルはそう言って外へと出て行った。


「……ユミルさん、どうしますか?」


「彼女達は私達で運ぶしかありません……」


「なら、俺が2人担ごうか? 背負っているものが無ければ問題なく運べる」


「気持ちはありがたいですが、ジェイドさんだけに任せるのも……」


「それなら私が1人担ぎましょうか? 小柄な人なら多分大丈夫です」


「え? でも、小柄な人でもレーナさんよりも大きいですよ?」


「問題ないです。あとはユミルさんが頑張って1人担いでもらえれば、メアリーさんとユアで1人運んでもらいましょう」


「……分かったわ。それで行きましょう」


 そういう訳で、各々女性を担いだりしながら拠点へ戻るために歩き始めた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ