表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
737/846

81.後処理3



 彼のまさかの行動に私も反射的に武器を構えた。


「……何の真似ですか」


 そう尋ねるとジェイドさん達の緊張した空気が伝わってきたがメアリーさんが恐る恐るこんなことを聞いてきた。


「も、もしかしてレーナさんですか?」


 どうしてそんな当たり前なことを聞いてきたのだろう? と少し困惑しながら返事をした。


「そうよ」


 すると先ほどの張り詰めた空気が霧散して、ジェイドさんとメアリーさんは武器を下ろした。


「ランデルお前も武器を収めろ」


 そう言われたランデルは渋々武器を収めていた。彼等の様子に困惑しながらもどうして私に武器を向けてきたのかを聞いてみることにした。


「どうして私に武器を向けてきたのですか?」


「それは、悪かった。人の気配がなかったのにいきなり声を掛けられて反射的に武器を構えただけだ」


 するとジェイドさんが頭を下げながらそんなことを言ってきた。


「? 普通にここまで走ってきましたが?」


「……そうなのか? 全く音がしなかったが」


「私も分かりませんでした」


 そう言ってジェイドさん達は困惑していたが、私が移動する際そんなに音が出ていないのだろうか? と思った。


(あ、でも、ゴブリンの集落を偵察したときは気付かれずにやり過ごしたり、移動ができたりしていたから無意識に足音をなくすようしていたかも。でも、ジェイドさん達も気付かないほどだったのかな?)


「それで、レーナさんは1人なの?」


「あ、そう言えば、手伝って欲しいことがあって呼びにきました。来ていただけますか?」


「分かったわ」


「わかった」


 と言ってくれたので彼等を連れてユミルさん達が待っている場所へと移動をしたのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ