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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
734/846

78.作戦実行4



「これで5人目っと。あとは……」


 そう言って辺りを見渡すと残っている立っていた盗賊は後5人となっていた。ユアとメアリーさんは先ほどの男達とまだ戦っていたが、相手の方はかなり深手の怪我をしているからしばらくしたら決着がつきそう。他の人達はジェイドさんを除いて少し怪我を負っている程度でまだそれなりに動けそうだ。それに1人ずつ相手になっているから無茶をしなければ特に問題なく片付きそうな感じだ。


「(う~ん。一応、盗賊達を倒すことが依頼だから手を出さないで待っている方がいいのかな? まぁ、危ないと思ったら手伝えばいいかな?)」


 とそんなことを思いながら彼等の戦闘を見守りながらも常に動ける状態で待機していた。




 それからしばらく戦闘をしていたけど、大きな問題は起きることなく無事に全員倒し終えたのだった。


 まぁ、盗賊達は別に強いわけでもなかったから大したことはなかったけど、ジェイドさんとユアを除いたメンバーはやや顔色が悪かった。多分、初めての経験だったから気分が悪くなったのかな? とそんなことを思いながら次の指示があるまで待機していようかな? と思いながら念の為魔法を使って盗賊が全員亡くなっていることを確認したら、1人だけ、まだ息をしていることに気付いた。しかもメアリーさんの近くで、さっきランデルが戦っていた盗賊だった。


(もしかしてやり損ねたの!?)


 と思い、メアリーさんの方へ駆け出すとその盗賊は持っていた武器をメアリーさんに突き刺そうとしていた。しかもメアリーさんは気付いていなかった。恐らく気分が悪くて周囲に気を配る余裕がないのかもしれないけど、とそんなことを思っているとユアが、私に気付いて盗賊へと視線を向けた。


 するとユアは盗賊の様子に気付いて、短剣でその攻撃を防ぐと響いた音にみんながユア達の方に視線が集まるのを感じた。


 私は、ユアがメアリーさんを守ってくれたことにより、盗賊の元へと着いたので、急いで止めを刺すと盗賊はことが切れたようで持っていた武器が手から滑り落ちて洞窟内にカランカランという音が響き渡ったのだった。



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