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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
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77.作戦実行3



 駆け出した私は、なるべく姿勢を低くして、男の人の首を一振りで切り落とした。そして、近くに居たもう1人も切り落としたところで、誰かが私の存在に気付いたようで声を上げた。


「おい! 餓鬼がいるぞ! 餓鬼にも気を付けろ!」


 そのことを聞いた男達は一旦距離を取って周囲の確認をし始めた。


(思っていたよりも統率が取れているわね……。でも、ここにいる人達が強いっていう感じはしないから強くても同程度位な感じかな?)


 とそんなことを思っていると男達に警戒しながらユミルさんが私の方に近づいてきた。「無事に終わったの?」


「まぁ、一応」


「それならよかったわ」


 と言いながらユミルさんは周囲を見渡していたがやや首を傾げていた。もしかしたらユアのことを探しているのかもしれないと思った。


「大丈夫ですよ」


 そう言うとユミルさんは少し驚いた顔をしたが頷いた。


「とりあえず、目の前の盗賊を何とかしないとね……」


 とそんなことを言っていたらランデルが飛び出して近くに居た男に切りかかった。すると周りに居た男達がランデルを狙って行動したところで、他の盗賊達も私達に向かってきた。


 どうなるのかは分からないけど、少し乱戦になりそうだなぁ。とそんなことを思いながら味方の動きに気を付けながら攻撃を捌いてと、メアリーさんが2人に攻められて壁際まで下がっていた。


(あ、これはちょっと不味いかも)


 と思いメアリーさんの元に向かおうとしたとき、入口の方からメアリーさんに向かって行く人影が見えた。


(ユアが向かうのならとりあえずは大丈夫かな?)


 と思い私は近くに居る人達に意識を戻した。すると、メアリーさんが居た方から男達の悲鳴が聞こえてきた。


(とりあえずは問題なさそうね)


 とそんなことを思いながら近くに居た人達と刃を交えながら味方との距離をある程度離したところで、男達を切り伏せたのだった。



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