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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
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70.作戦開始3



 ランデルの様子に気付いたユミルさんはランデルさんに近づいて声を掛けた。


「えっと、ランデルさん大丈夫ですか?」


「だ、大丈夫に見えるのか?」


 と顔色が悪いランデルが少し怒った様子でそう言い返していたが覇気がなかったので怒っているようにはあまり聞こえたなかった。


「……いえ。その、次の作戦に進みたいと思いますが、ランデルさんはジェイドさん達と一緒に外で見張りをしますか?」


 するとランデルは少しムッとした様子で短くこう答えた。


「ついて行く」


 体調はよろしくないけど作戦通りついて行くらしい。ただ、無理についてこられても私達の迷惑になることが分からないのかな?


「体調が悪いのなら外で休んでいてください。そんな状態でついてこられても迷惑です」


 私がそうランデルにそう言うとランデルが怒った様子を見せたがここでジェイドさんが口を挟んだ。


「レーナの言う通りだ。ランデル、お前は少し休め」


「だ、だが……」


「別に、作戦に参加するなとは言っていない。落ち着くまで休めという意味だ」


 ジェイドさんがそう言うとユミルさんが横で頷いていた。その様子をみていたランデルは眉を顰めながらも渋々頷いたのだった。


「とりあえず、私とレーナさん、ユアで中を見てきます。道中戦闘の可能性もありますができる限り戦闘を避けるようにしながら中の洞窟内の情報を集めたいと思います。無事情報を集め終えたら一度戻ってきますが、交戦することになった場合は、ここに戻るのに時間が掛かるかもしれません。念の為即時撤退をできるように準備をしながら入口の見張りをお願いします」


「分かった」


「はい」


 ジェイドさんとメアリーさんはそう返事をしてランデルは頷いていた。


「それじゃあ、早速中に入ってみようと思いけど、2人とも準備は大丈夫?」


「はい」


「だ、大丈夫です」


「それじゃあ、出発しようか?」


「「はい」」


 そうして私達は盗賊達が根城にしている洞窟内に入ったのだった。



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