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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
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68.作戦開始



 しばらくして、皆の準備が整ったので盗賊討伐へ向けて作戦が開始した。


 まずは川の近くまで移動をするとユミルさんが一旦立ち止まった。


「川の中を進んで行くけど、雪で足跡を残さないために川の中を歩いて行くだけなので、深いところまで入らなくても大丈夫です。足元に気を付けて移動をしてください」


 ユミルさんはそう言って川沿いを歩き始めたので私達もその後に続いた。


 それから足音をなるべく立てないように移動をしていると、離れたところに明かりが見えるところにやってきた。


「明かりが見えてきたわ。恐らく盗賊の根城だと思うけど、もしかしたら見回りの人が歩いているかもしれないから気を付けて進んで行きます」


 そう言ってより慎重にしばらく進むと、人が視認できそうな距離まで近づいた。


「ここから先は打ち合わせ通り進めて行きたいと思います。攻撃可能な距離まで近づいたら一気に入口を制圧します。もしかしたら、他の人が出てくるかもしれないので周囲を警戒しながら進んで行きます。ジェイドさん、メアリーお願いします」


「分かりました」


「はい。ジェイドさん、攻撃を仕掛ける際に合図をお願いしますね?」


「分かった」


 そう言うとジェイドさんはどんどん近づいて行った。一方メアリーさんは、ある程度近づくとその場で立ち止まった。恐らく、魔法の射程内に入ったのだと思うけど、少なくても50メートルほどはありそうだ。


「(念の為、魔法を使って人数の確認をしよう)」


 そう思って、調べてみると盗賊の根城付近に30人の反応があった。


(思っていたよりも多いわね)


 とそんなことを思っているとジェイドさんの接近が止まった。そして、私達の方を見るとジェイドさんは頷いた。


「よし。私の出番ね」


 そう言ってメアリーさんは魔法の詠唱を始めた。



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