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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第六章 Dランク昇級試験
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67.作戦前準備? 2



「……それでは、作戦の確認を行います。ジェイドさんとメアリーで入口の見張りを倒してもらって、そのまま入口の見張りを行ってもらいます。見張りは基本的に中に入ろうとする人達の殲滅で、押し切られそうな場合はメアリーの魔法で洞窟内に合図を送ります。みんなが揃い次第、もしくは限界だと思ったときは即時撤退します。


 その他は中の探索、討伐で、分岐ごとに2手に分かれて探索と見張りを交互に行う。戦闘音が聞こえたら援護をしに行くのと念の為退路の確保を忘れないようにする。もし、不利になったら、素早く撤退を行って入口の見張りに伝えて撤退を行うということになっていますが大丈夫ですか?」


 そう聞かれたのでみんな頷いた。


「それで根城までの移動については川に沿って移動をしていこうと思っています。本当なら、山の中に入って隠れて移動したいところですが昨日の大雪のこともありかなり積もっていたため、川の中を移動したいと思います」


「どうして川の中を移動するんだ?」


 するとランデルがそんなことを質問していた。話を聞いていたらどうしてそう言う風に移動するのか分かりそうな気がするけど、まぁ、ランデルだしなぁ……。と思って話しを聞いているとユミルさんが簡潔に答えた。


「可能な限り痕跡をなくすためです」


「……痕跡なんて気にする必要ないだろ? どうせ全員倒すんだろ?」


「そ、それはそうかもしれませんが、必ず勝てるとは限らないので、もしもの為に備えておいた方がいいと思ったからです」


 そう言うとランデルはやや面倒臭そうな顔をしていたが文句は言わなかった。


「……分かった」


 ランデルがそう言うとユミルさんは少しホッとした様子を見せたがすぐに顔を上げた。


「一応、今回の作戦としては今の感じですが何か気になることがあったら質問してください」


 するとメアリーさんが手を挙げた。


「どうぞ」


「その、川の中の移動だと足元が冷えると思いますが何か対策があるの?」


「それは……ないですが、雪がない部分を歩くなら問題ないと思っています。こればっかりは実際に現場をみてみないと分かりません」


「とりあえず川の中を絶対に歩かないといけないということがないと分かったので大丈夫です」


「……他に何か聞きたいことはありますか?」


 そうユミルさんが尋ねたがそれ以上の質問が出てこなかったため、みんなの準備が整い次第出発することになった。



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