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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第二章 森の異変
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84.とあるパーティ



 その後も同じようにたくさんのゴブリンを狩って行くがゴブリンの反応も多いけど他の冒険者もそれなりにいるようでちょいちょい見かけていた。変に絡まれたりしたら面倒だと思い。なるべく近づかないように行動をしていた。


 森の中を移動しながら魔物を探していると近くに人の反応があった。


「またか…」


 そう思い他の場所に移動しよう。そう思って反応があった方角を確認するとそこには、崖があった。


「もしかしてこの上を移動しているのかな?」


 そう思い魔法で位置を確認するとこの崖の上にいる4人組のパーティがいるみたいだった。


「やっぱり崖の上にいるのか。それなら別に気にしなくてもいいか」


 そう思って先へ進もうと思ったら索敵範囲内に魔物が侵入してきた。位置的には、崖の上みたいだけどゴブリンの反応よりも大きかった。


「ゴブリンじゃない?」


 どんな魔物なのかは、わからないけどゴブリンより確実に強い魔物がこの森にいると言うことが分かった。そんなことを思っていると崖の上にいたパーティがその魔物に気が付いたようで動かなくなった。


「もしかして戦うの?それとも…」


 とそんなことを思っていると一人が飛び出してその魔物に突っ込んで行ったと思ったら急に弾かれたように違う方向に動いた。もしかして飛ばされた?と思ったら冒険者たちが一斉にその場を離れようと動き出した。けどその方角は、私のいる方。つまり崖がある方に逃げ出した。


「う~ん。倒せそうな魔物なら助けた方がいいのかな?」


 そこまで高い感じじゃなければ登ろうかな?そんなことを思いながら崖の方に移動したのだが…。


「思っていた以上に高いけど…」


 そこにあったのは、高さ20メートル以上ありそうな崖だった。


「これは、ちょっと「キャッ」」


 これは、無理そうかも。と思ったら上から悲鳴が聞こえて来た。


「もしかして不味い感じ?」


 そう思って確認してみると崖に沿って逃げている感じだった。先程よりも魔物との距離が近い感じだった。さっきの悲鳴は、魔物にやられたわけじゃなくて逃げていった先が崖だったからなのかな?とそんなことを思っていると不意に影が通過した。何?と思って上を見上げると人が落ちて来た。


「え?…あ!」


 一瞬何があったのかわからなかったがすぐに崖から落ちてきたら危ないと思い人が飛んでいった方に走っていくと「バキバキ!」と音を立てながら落ちてきたがそのまま落下することなく太い木の枝に引っ掛かっていた。もし落ちてきたら衝撃を和らげようとその人の下あたりにきていたけどそのまま地面に落ちなくてよかった。とそう思っていたら顔に冷たいものが落ちて来た。何?と思って手で拭って見るとそこには、赤い液体が付着していた。


「!とりあえず止血をしないと!」


 そう思って急いで木に登った。



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