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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第二章 森の異変
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83.早速試してみよう!



翌朝


 起きたらすぐに朝食を済ませ、エギルさんのお店に向かった。昨日の話では、今日には、できていると言っていたはずだからその後に狩りに行こう。そんなことを思いながら歩いていた。


 エギルさんのお店に着くと早速店内に入る。


「すいません。エギルさんいますか?」


 そう声を掛けると店の奥からエギルさんが出てきた。


「もう来たか。嬢ちゃん」

「はい。それで昨日頼んだものは、できていますか?」

「あぁ、ちょっと待っていろ」


 そう言って店の奥に入ってしばらくすると戻って来た。


「これだ」


 そう言って渡されたのは、この前見た刀とだいたい同じ大きさくらいの刀。


「抜いてみろ」


 そう言われて刀を抜いてみると金属が違うだけでこの前見ていた刀と同じような輝きを放っていた。明らかに業物であることが分かる刀を試しに振ってみるが特に問題なく扱えそうな感じだ。


「どうだ?」

「大丈夫そうです」

「細かい調整とかは、いいか?」


 そう言われてそう言ったことを少し意識して振ってみたがこれと言って違和感が無かったから問題ないかな?と思った。


「問題ないと思います」

「そうか。…仕事に戻る」


 エギルさんは、少し満足そうに言うと仕事に戻ると言って奥に行こうとしたので刀を作ってくれたお礼を言った。 


「この刀ありがとうございます」

「…仕事をしただけだ。困ったことがあればまた来い」


 エギルさんは、私に背を向けたままそう言うと奥の部屋へと消えていった。後ろを向いていたからどんな表情をしていたのかわからないけど後ろから見ていて少し嬉しそうにしていた気がした。まぁ、私の勝手な思い込みかもしれないけど。そんなことを思いながら武器屋を後にして早速森に向かった。欲しいと思っていた武器が手に入ったので早く試してみたいと逸る気持ちを抑えながら森に向かった。




 森に入ってからは、ゴブリンを探しながら森の奥に進んで行くとゴブリンを発見したので早速武器を試してみたが問題なさそうだ。しかも、これまでよりもあっさりとゴブリンの首を切り落とすことができた。


「切れ味が凄い…」


 いい鍛冶師をラナさんから教えてもらったなぁ。とそんなことを思いながらゴブリンを狩って行く。途中でウルフとか薬草を見つけては、狩ったり採取したりしながら森の奥へ奥へと進んで行く。気のせいでなければ、奥に進むにつれてゴブリンによく遭遇している気がする。やっぱりこの間エレナさんと話した通りに山を3つ超えた辺りから急激に増えているかも。まぁ、ゴブリンを狩るのは、別にいいけどやっぱり解体して魔石を取り出すことが面倒くさいなぁ…とそんなことを思いながらゴブリンを狩っては、解体を繰り返していた。


 それからお昼頃まで狩りをしていたのでそろそろ休憩をしようかな?と思っていると川を発見したのでそこでウルフの解体と昼食を取ろうと思い川の近くにいきウルフの解体を行う。と言っても何回もウルフを解体しているので15分ぐらいで終わった。それからその辺に落ちている木や枝を拾ってきて火を点けてウルフの肉を木の枝に刺していき火を囲むように地面に突きたてて肉が焼けるのを待つ。

 肉が焼けるのを待っている間に何匹もの魔物がやって来たが茂みから出てくる前に魔法で倒していた。そんなことをしていると肉が焼けたので持っていた塩を振って肉を食べる。

 シンプルな味付けだけどおいしい。そんなことを思いながら食べ続けていくと胡椒とか醤油とか味噌と言った調味料が欲しくなってくる。


「特に醤油が欲しい…胡椒ぐらいなら買えなくもないけどミスリルの刀を手に入れてから少し余裕ができたら買おうかな?」


 そんなこと思いながらご飯を食べ終えた。それから1時間ほど休憩をしてから魔法で倒した魔物たちの解体を行っていく。と言ってもゴブリンしかいなかったけど…。それが終わると午後からゴブリン探しをしに森の中を歩き出した。



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