166.束の間の休憩
木の根元につくと積もっていた雪をある程度除けたところに腰を下ろした。
「しばらくの間はここで休む予定だから少しくらい寝ても大丈夫だ」
すると私の近くに腰を下ろしていたゼロスさんがそんなことを言った。てっきり少し休んで出発すると思っていたので少し驚いた。
「でも、休憩が長いのは良くないのでは? 合流が遅くなりますよ?」
「それは、多分大丈夫だろう。俺達が多くの上位種やゴブリンを倒しているから残りのゴブリンぐらいならしっかりと連携さえ取れれば問題なく狩ることできるはずだ。流石にゴブリンキングが複数現れたらかなり厳しい戦いになると思うが俺達だけで10匹近くは倒しているから複数で襲う可能性は低いだろう」
まぁ、確かに……。あれだけのゴブリキングを倒したのにまだまだいたら吃驚する。流石に少しは残っている可能性はあるけど、ゼロスさんの言う通り複数との戦闘になる可能性はかなり低いと思った。
「分かりました。しばらく休ませてもらいます」
「あぁ、できるだけ疲れを取ってくれ、それまでの間は余力のある俺が何とかしておく」
「……すいませんがよろしくお願いします」
「おう。ここまでの戦闘を頑張ったんだから気にすることなく休むといい」
そうゼロスさんに言われたので木にもたれるように座るとよほど疲れていたのか、知らないうちに眠りについていた。




