165.ゴブリンとの交戦31
それからしばらくするとゴブリンが茂みなどから出てきた。
「……たくさんいそうですね」
「そうだな。まぁ、先ほど上位種を倒したわけだからそれほど強いゴブリンは残っていないと思うが十分気をつけろよ?」
「分かりました」
そうして私達は襲ってきたゴブリン達が途切れるまで戦い続けたのだった。
それからあまり途切れることなく戦闘が続いて、ようやくゴブリン達が近くに居ないと分かったころには日が昇っていた。
「……ようやく終わりましたか?」
「……そうだな。近くにゴブリンはいないようだ」
「そうですか……」
そう言った私はというとふらつきそうになる体を足に力を入れて何と踏ん張って立っている状態だった。多少休憩するような時間はあったけど、何時間も戦い続けてかなり限界に近い感じだった。
「少し離れたところで少し休憩をしてから戻ろうか?」
すると私の様子を見ていたゼロスさんがそんな提案をしてきた。そう言われたとき一瞬断ろうかと思ったけど、無理に進んでも足手まといになるくらいなら休憩してから戻ったほうがいいかもしれないと思いゼロスさんの言葉に甘えることにした。
「……お願いします」
「分かった。とりあえず、この場所から離れようか」
ゼロスさんはそう言って戦った現場から大分離れたところへと移動した。そしてたまたま見つけた大きな木の付近で少し休憩することになった。




