160.ゴブリンとの交戦26
それから私はゴブリンロードの位置に注意しながらゴブリンキング達と戦っていた。ただ、2匹も居るので防戦一方だったが……。でも、攻撃できる隙があったときは集中的にゴブリンキングの足を狙うことでゴブリンキング達の動きは大分悪くなっていた。
「流石にゴブリンキング2匹の相手はなかなかきついなぁ……。まぁ、防戦一方かもしれないけど、ゴブリンキング2匹相手にそれなりに戦えているから魔法を使って確実にダメージを与えて行こう」
そう思い少し戦闘の仕方を変えることにした。以前、初めてオークを倒したときにも使ってそれなりに練習していたけど、実践であまり使うことがなかった。それも、オーク以上にランクの高い魔物とはまだ遭遇していないかったからこのゴブリンキングで試すのにちょうどいいと思ったからだ。
念の為、ゼロスさん達の様子を確認したがかなり激しい戦闘をしていのでこちらには意識が向いていないように見えた。
「ゼロスさんは少し怪我をしているけど、ゴブリンロードの方がダメージは大きいわね」
とそんなことを思いながら見ているとゴブリンキング達が雄叫びを上げて私の方に向かってきた。
「それじゃあ、やってみようかな!?」
とそう言いながら刀身に魔力を乗せてゴブリンキングの攻撃を掻い潜って足を目掛けて刀を振るった。すると少し硬い手応えがあったが振り抜けた。でも、もう1匹のゴブリンキングの攻撃が迫ってきていたので同様に処理をして振り返るとゴブリンキング達が膝立ちになっていた。
「……あれ?」
ゴブリンキング達の足を確認すると私が切りつけたと思ったゴブリンキング達の足が片方ずつ地面に転がっていた。
ゴブリンキングの皮膚などは硬くて普通にはあまり切れなかったが魔力を通しただけで、少し硬いと感じただけでこうも簡単に切り落とせてしまったことに私は驚いた。
「……以前よりも確実に切れ味が上がっているよね?」
とそんなことを思ったが、今はそんなことを考えずにさっさとゴブリンキング達を倒した方がいいと思い同様にゴブリンキング達を斬りつけて行くとしばらくしてゴブリンキング達が倒れて動かなくなった。




