159.ゴブリンとの交戦25
私はゼロスさんの前に出るとそのままゴブリンキング達の方へと突っ込み攻撃を避けながら2匹とも切りつける。すると怒ったゴブリンキング達は私の方へと視線を向けてきた。
(とりあえず私に意識を向けることが出来たのかな?)
とそんなことを思いながら少しずつ後退していくとゴブリンキング達はじりじりと距離を詰めてきた。そして、ゴブリンキング達が私の方に駆け出したとき私は反対方向に全力で走り始めた。そして後ろを確認しながら走っていたがゴブリンキング達の方が素早いようで少しずつ距離を詰められていた。
このままじゃあ追いつかれそうだと思いながら走っているとゼロスさんとゴブリンロードとの距離が大分離れていることを確認をした。それから反転してゴブリンキング達の方へ駆け出した。するとゴブリンキング達は体勢を崩しながらも攻撃をしてきたがそれを躱しながら膝裏を目掛けて切りつける。流石にもう1匹のゴブリンには同じようなことが出来なかったので、足を斬りつけて一旦距離を取った。
ゴブリンキング達に与えた傷は浅いが、膝の裏を切りつけたゴブリンキングは切りつけた方の足がうまく動かないようで引き摺っていた。
私は後ろで戦っているゼロスさんとゴブリンロードの様子を窺ったがややゼロスさんが押されているようだった。でも、致命傷となる攻撃は受けていないので何とか捌いている感じかな?
「ふぅ~」
私は任された仕事をしっかりとこなそうと思いゴブリンキングを見据えるとなぜかゴブリンキング達が1歩後ずさった。
「?」
理由は分からないけど、どうして? と思い念の為、ゴブリンロードの方も確認してみたけど、何かが飛んでくるわけでもなくただただ疑問に思った。
「まぁ、とりあえず、引き付けながらできる限り弱らせようかな!」
とそんなことを言いながら私はゴブリンキングの方へと突っ込んで行った。




