158.ゴブリンとの交戦24
そうして扉を潜ると離れたところにゴブリンキング2匹とさらに強そうなゴブリンが1匹いた。
「ゴブリンロード……」
するとゼロスさんがそう呟いた。あれがゴブリンロードなのか……。と思いながらゴブリンロードとゴブリンキングを見比べるとゴブリンロードはゴブリンキングの2回りくらい大きい感じだ。魔物の反応もゴブリンキングに比べてそれなりに大きいからそれだけ強いのだろうと思いながら周囲を確認したがやっぱり目の前に居る3匹以外にはゴブリンはいなかった。
「どうやら目の前にいるゴブリン以外にはこの部屋にはいないみたいだな」
「そうですね。それでどう戦いますか?」
とゼロスと話ながらゴブリン達の様子を窺ったがこちらを見ているだけでまだ動こうとした様子はなかった。扉を開けて入ってきた時点で私達の存在には気付いているはずなのにどうして襲って来ようとしないのだろう? と不思議に思いながらもゼロスさんに耳を傾けた。
「……できれば俺はゴブリンロードだけに専念したいが流石にレーナもゴブリンキング2匹を相手にするのは荷が重いだろ?」
「確かに、そうですね。倒さなくてもいいのならある程度は大丈夫だと思います。ですが2匹をしっかりと引き付けることが出来るかは微妙なところかと……」
「……引き付けるだけなら何とかなると?」
「はい。でも絶対とは言えませんが……」
「分かった。できる限りゴブリンキングを引き付けてもらってもいいか? 俺はなるべくはやくゴブリンロードを倒せるよう努力しよう。ただ、無理はしないように」
「分かりました」
そうして私達はゴブリン達の元へ近づいて行くとゴブリンキング達が私達に襲い掛かってきた。




