156.ゴブリンとの交戦22
それからほどなくして、ゴブリンキングは見るも無残な遺体とかしていた。やや、物足りなさを感じながらもこれ以上攻撃を加えて仕方ないと思い刀を収めた。
「ふぅ~」
緊張状態がやや抜けると右足に痛みを感じた。
(……ちょっとやり過ぎたかな?)
その痛みで、少し気持ちが落ち着いた。
(ゴブリンキングに何かを掛けられた後、最初に攻撃をした時とは比べ物にならないくらい簡単に切り刻んでいたけど、もしかして、知らないうちに身体強化魔法でも使っていたのかな?)
とそんなことを思った。まぁ、最終的には首を切り落として、頭を踏み潰したわけだが、ゴブリンキングの頭部が思っていた以上に硬くて、私にも少しダメージがあったが……。
(念の為、痛む足に回復魔法をかけておこう)
そう思って回復魔法をかけると足の痛みは綺麗さっぱりなくなった。
「(とりあえず、これでよしぃ!?)」
足の痛みを取ったからもう大丈夫と思ったら、ゴブリンキングに掛けられたものが強烈な異臭を放っていた。
(水魔法で洗いたいけど、この場では……)
と思ったとき、ゴブリンキングの魔石を取る際にゴブリンの血で臭いを紛らわせようと思った。とりあえず、ゴブリンの頭部から足を何とか取り出してから魔石がありそうな場所に手で探るとゴブリンキングの魔石を発見した。手袋は血だらけになったがとりあえず、血の臭いで先ほどの異臭は大分分からなくなったので、水筒の水で軽く流すとある程度綺麗になった。それでも微かに嫌な臭いが残っていた。
(……この依頼が終わった後か街で、綺麗に洗おう)
とそんなことを密かに誓った。それからゼロスさんの方を見るとちょうどゴブリンキングの首を切り落としたところだった。
(とりあえず、この場に居たゴブリンキングは片付いたのか)
とそんなことを思いながら私はゼロスさんの元へと向かった。




