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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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154.ゴブリンとの交戦20



ゴブリンキングまである程度近づいたところで、ゼロスさんはゴブリンキングとの距離を一気に詰めて攻撃を仕掛けた。ゴブリンキングは特に警戒をしていなかったため、ゼロスさんの不意打ちが見事に決まり足の付け根辺りに大きな傷を負わせることができた。


「グオオオォ」


 ゴブリンキング悲鳴が洞窟内に響くと近くに居たもう一匹がゼロスさんに気付いて攻撃を仕掛けてきた。それを躱すように後退していくとそれに合わせてゴブリンキングがゼロスさんに詰めよって行く。


 私は、そんなゼロスを見送りながらゼロスさんが手負いにしたゴブリンに近づいた。しかし、ゴブリンキングは私の存在をまだ認識していないようだったので、ゼロスさんの方を睨みつけていた。そして、傷つけられた足を引き摺りながらゼロスさんの方に進みだしたので私は背後から回り込んで、ゼロスさんが作った傷痕を目掛けて刀を振るった。するとゼロスさんが作った傷とほぼ同じところに当たり、傷口をさらに広げることに成功したけど、思っていた以上に皮が固かったようで思っていたよりも傷口を広げることが出来なかった。


 ゴブリンキングは私の攻撃を受けて同様に呻き声を上げたがすぐに大剣を振るってきたため刀で防ごうと刀を振るった。


「!?」


 しかしゴブリンキングの剣が予想以上に重く堪えることが出来なかった私は反射的に反対方向に地面を蹴ったがうまく勢いが殺せず吹っ飛ばされた。


「レーナ!」


 すると私の様子に気付いたゼロスさんが私の名前を叫んでいたが返事を返す余裕がなかった私はとにかく壁にぶつかる前に体勢を整えてどうにかしないと! そう思い体を捻り壁に足を着くことが出来た。それからゴブリンキングはどこ!? と前方を見るとやや下にゴブリンキングがいて視線があった。どうやらかなり高く飛ばされたみたいだが、それ以上にすさまじい勢いで私に迫ってきた。


 足に深手を負っているのにどうして早く移動ができるの! と思ったが怪我をしている方の足が地面を踏むたびにゴブリンキングの体がぶれていることに気付いた。


(無理やり動いている訳ね)


 とそんなことを思いながら何とか踏ん張ってゴブリンキング目掛けて壁を蹴った。


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