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・・・自由に生きよう!  作者: 夜叉神
第五章 ゴブリン集落襲撃
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153.ゴブリンとの交戦19



 それから探索を再開して、奥へと続く道を進み始めた。道中はそこそこのゴブリンと遭遇したが、手早く片付けることによって、ゴブリンが大勢で襲ってくるという展開はなく順調に先へと進んでいた。


 どれだけ、先に進んだのかは分からなかったが、次第にゴブリンとの遭遇も減って行ったので、魔法を使って調べてみると近くにはゴブリンがいないようだった。一旦、切りがついたのかな? と思いながら索敵の範囲を広げると離れたところに大きな魔力反応があった。数は全部で5つ。見た感じ2、3で分かれている感じだったけど、2匹でいるゴブリンは3匹でいるゴブリン達よりも大分前に居るようだった。


(もしかして、分かれて洞窟の中を移動しているのかな?)


 とそんなことを思いながら、周囲を警戒しつつ先へと進んで行くとゴブリン達が一歩も動いていないことに気付いた。これはどういうことなの? と思ったとき、道の先に大きな扉とそこに立つ2匹のゴブリン達がいた。


「(門?)」


 とそんなことを呟くとゼロスさんが少しして先にある扉に気付いたようだった。


「(ゴブリンキング2匹か……。戦うにしてはこの場所ではなぁ……)」


 私はゼロスさんの話を聞いて確かに、と思った。今歩いている道は歩くにしては広い幅があるがそれでも10メールほどだ。そしてこの先に居るゴブリンキングの大きさはおよそ3メールぐらいかな? そのことを考えるとここでは戦い辛いはず。まぁ、戦えなくはないけど、気をつけることが増える感じかな?


「(どうしますか? それとも各個撃破ですか?)」


「(……広さ的にはレーナが言った通り各個撃破した方がまだ戦いやすいが向こうはそうはさせてくれないだろう)」


 確かに。仮に2匹同時に襲ってきたら戦闘中にゴブリンキング同士傷つけあったりしないかな? と少し思ったが流石にそんなことはないかと思い考え直した。


「(それなら、私が一匹のゴブリンキングの注意を引きましょうか?)」


「(……それは流石に危ないぞ?)」


「(そうかもしれませんが、ゼロスさんが一匹を相手して早く倒してもらえれば何とかなると思います。それに、攻撃を受けるのが無理だと思ったら、攻撃を避けながら時間を稼ぐぐらいならできると思います)」


「(……分かった。それで行こう。でも、何かあったらすぐ俺に声を掛けろ。できる限り何とかする)」


「分かりました」


 そうして私達はゴブリンキングへと慎重に近づいて行った。



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