152.ゴブリンとの交戦18
ゼロスさんの元へと着くとちょうど1匹のゴブリンキングが倒れて動かなくなった。思っていた以上に早くゴブリンキングを倒しているような気がする。まぁ、前々回は人を庇いながらで、前回は3匹居たからかもしれないけど。……もしかしたらゴブリンキングとの戦闘に少し慣れて早く倒せるようになったのかな? とそんなことを思っていたら、ゼロスさんが残っていたゴブリンキングも倒した。その後はゴブリンキングの首を切り落としてゼロスさんはようやく一息ついた。
「お疲れ様です」
「あぁ、レーナの方は……特に問題なく倒したみたいだな」
と私が倒したゴブリン達の残骸を見てからゼロスさんはそう言った。
「そうですね。でも、普通のゴブリンと違って少しだけ戦い難かったですが……」
「それは一応ゴブリンの上位種だからだ。まぁ、それでも少し戦い難いだけで済んでいるのはちゃんとした実力があるということだな」
「……ありがとうございます」
「さて、俺はゴブリンキングの魔石を回収する、レーナもできる限り魔石の回収をしてくるといい」
「分かりました」
そうゼロスさんに言われて私は先ほど倒したゴブリンの場所まで移動をして、なるべく手早く魔石の回収を始めた。
それから十分の一ほど回収できたところでゼロスさんがやってきた。
「……俺も手伝おうか?」
「お願いしてもいいですか?」
「あぁ、それとゴブリンがやってこないか、警戒して作業をするように」
「はい」
そうして、ゼロスさんが作業を手伝ってくれたので思っていた以上に早く作業を終えることが出来た。ただ、私が全体の五分の一の回収が終わったらゼロスさんは残り全て回収を終えたということにかなり驚いたが……。
一応、ゼロスさんが回収した魔石は半分ほどもらって後は手伝ったお礼ということでゼロスさんに渡した。すると何故かゼロスさんが驚いた顔をしたが「そこまではいらない」と言って半分以上返されたが……。




